ささやかな日常の記録

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ガーシュウィンと映画「巴里のアメリカ人」

「クラシックTV」でガーシュウィンの特集を見た。

クラシック、ポップス、ミュージカル、オペラ。ジャンルを軽やかに越え「アメリカの名曲、スタンダードナンバー」を残したガーシュウィンレディー・ガガレイ・チャールズホイットニー・ヒューストンジャニス・ジョプリンもみんな「LOVEガーシュウィン」なんです。ロサンゼルスオリンピック開会式では、84台のピアノでガーシュウィンの大合奏。清塚信也も名曲を弾きまくります!

ここで興味深かったのが、「ラプソディー・イン・ブルー」の演奏でバーンスタインがピアノを弾きながら指揮をする姿だった。今年はBS4Kでマーラーを指揮する姿をよく見ていただけに、この演奏も4Kで見てみたいと思ってしまった。


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それから、ロス五輪でのピアノの大合奏シーンは圧巻だった。当時、開会式は見たはずなのに、すっかり忘れていた。とにかく今見ても、最高のパフォーマンスである。


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このロス五輪では、個人的に忘れられない曲がある。この前の「マツコの知らない世界」でマツコがジョン・ウィリアムズのオリンピック・ファンファーレがベストだと熱く語っていたが、自分も同意するところがあり、当時発売された公式アルバムを購入して聴き込んだものである。


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それから、ガーシュウィンと言えば映画「巴里のアメリカ人」が忘れられない。今から35年前の12月1日に観ている。当時の日記にも次のように書かれている。

映画の日だったので、黄金のMGMミュージカルの傑作「巴里のアメリカ人」を、銀座文化2にて鑑賞。51年度のアカデミー賞を独占した作品だけに、圧倒的な迫力があった。特にクライマックスの20分にわたるセリフなしのダンスシーンは、とにかく凄かった。ガーシュウィンの曲も素晴らしかったが、その曲から創作した舞踏と美術は圧巻だった。ただ、惜しむらくはヒロインが少々魅力に欠けたこと。しかし、これも好みの問題であって、踊りは完璧である。ストーリーとしては、ちょっと出来すぎている感じもしたが、これもまた一興である。


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この映画を観た1987年に2館あった銀座文化劇場の1館はシネスイッチ銀座という名前に変わったが、もう1館は銀座文化のままだった。この頃はここでよく昔の映画を観たものである。片桐はいりを見た記憶もある。

この年はミュージカルでは「錨を上げて」「バンド・ワゴン」「雨に唄えば」も観ており、復刻された古いパンフレットとサントラも購入している。

ちなみに「ラプソディー・イン・ブルー」はあるコンクールで発表されて、その審査員の一人がラフマニノフだったとのこと。ラフマニノフと言えば、ガーシュウィンと同じように映画にも多く取り上げられているが、その一つでもある「旅愁」もこの年に銀座文化で観ている。

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