ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

小林信彦と坂本九

爆弾低気圧の影響で頭痛がして、目覚めは最悪だった。それでも早朝には強風は止み、6時前にゴミ出しに行ったら、空には星が輝いていた。思わず坂本九の「見上げてごらん夜の星よ」のメロディが頭に浮かんだ。この時の気温が氷点下1度くらいだから、そこそこ暖かく感じてしまった。しかし、日中になっても気温は上がらず、午後になって本格的に雪が降り出した。


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録画していたEテレのスイッチインタビューを見た。小林信彦細野晴臣との対談だったが、脳梗塞後の小林の姿を見るのは初めてだっただけに大丈夫かと思ってしまった。

しかし、外見は至って普通でとても90歳とは思えなかったが、活舌はやはり良くはなく会話の面白さは味わえなかった。それでも元気な姿を見られただけでも十分だった。

小林と細野と言えば共通の友人として大瀧詠一がいて、この席に彼が居たらという思いに二人とも感極まった姿が印象的だった。喜劇と音楽の草創期の話題が大瀧によってクロスオーバーしていくことの面白さにワクワクした。それだけに、小林が脳梗塞に倒れた2017年以前に実現していたらと思わざるを得なかった。

ちなみに小林はあの「夢であいましょう」にも携わっており、そこから誕生したのが坂本九の「上を向いて歩こう」だった。


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その2017年以前には週刊文春で連載していたコラムを熱心に読んでおり、その著作も多く購入したものである。もしかしたらハードカバーの本をもっとも多く購入した作家かもしれず、こうしてブログを書いているのも小林の影響が少なからずあると思うだけに、久々に著作も再読したくなってしまった。

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