ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

震災の日と本棚

暖かい土曜日。昼食後、ストーブを消して窓を開けても寒くないのが嬉しい。首と肩の凝りもなく、頭痛もないのに、昨日から腰痛で座るのがきつい。毎日、どこかしら不調なのが情けない。

最近はテレビだけでなく、TVerでドラマを見始めてしまったので、ますます時間が足りなくて困ってしまう。それでも、ずっと見たかった坂元裕二脚本の「それでも、生きてゆく」と「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を交互に見ることができるのは最高である。これで2010年の「チェイス国税査察官〜」以降の全作品を見たことになる。

その中でも12年前の今日のことが描かれた「最高の離婚」は忘れられない。自分も都心の会社に勤めていて帰宅困難者になった。会社の窓から歩道に溢れるような人の流れをぼんやりと見ていたものである。

その日は会社に泊まり、帰宅したのは翌日の昼前だった。家の被害は大したことはなかったが、それでも本棚などが倒れていた。

当時は忙しくて部屋の中はおろか、ほとんど写真を撮っていなかったので、どんなものに興味を持っていたのか思い出すのが難しい。この写真ではラジカセが映っているので、カセットで音楽を聴いていたのが分かる。本棚の中身は散乱していて分からない。そこで残っていた本棚の写真を探してみた。

この頃は紙ジャケットのCDを買い漁っていたので、雑誌「ストレンジ・デイズ」と「レコード・コレクターズ」をよく買っていた。

こちらでは小林信彦藤子・F・不二雄の本と、キネマ旬報があるのが分かる。このように本棚の本は、時と場所が変わる度に変化していくので忘れていることもあって面白い。よく見ると「花の慶次」と「義風堂々!!」がある。今朝、たまたま「美の壺」を見たら馬の回で原哲夫が出演していた。先日、記事にしたイラストレーターのフランク・フラゼッタに影響を受けたと語っていた。

natalie.mu

2009年の大河ドラマ天地人」を見てから、直江兼続をはじめとした戦国武将にも魅せられていたことを思い出した。それなのに今の「どうする家康」には全く心が弾まない。古沢良太の脚本で楽しみにしていたのに、今では「大奥」の方に魅せられているところである。