ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「ブラッシュアップライフ」と「タイム・トラベラー」

土日と暖かかったが、今日は朝から冷たい雨が降り続き寒の戻りとなった。相変わらず腰痛が続き、PCの調子も良くないままだ。ブログも書ける時に書かないと、いつまた書けなくなるか分からない。それでも今は文章を書くというよりも、身の回りの物を写真に撮って残しておきたいという気持ちの方が強いかもしれない。

ドラマの感想もなかなか書けないままだけど、これはもう仕方がない。「大草原」のような古いドラマならまだしも、新しいドラマについて書けるだけの若い感性がないというべきか。

それでも「ブラッシュアップライフ」における女子トークは楽しかった。昔、女性の多い会社に勤めていたが、そこで盛り上がっていた前夜のドラマの感想を聞いているような楽しさがあった。特に安藤サクラ夏帆木南晴夏黒木華との会話は最高だった。個人的には水川あさみには違和感があったが、あえて異質なものを投入して後半のサスペンスを盛り上げたとしたら見事なキャスティングである。

最終回に不穏な空気を漂わせて登場した浅野忠信のキャラも面白かった。自分だったらタイムリーパーとは言わずにタイムトラベラーと名乗って、さらに馬鹿にされたに違いない。

たまたま本棚の奥から「タイム・トラベラー」が発掘されたばかりだった。奥付を見ると1984年2月29日第1刷発行とある。40年前に買っていたのにすっかり存在を忘れていた。今だったら味戸ケイコの装画を見ただけで即購入である。

筒井康隆の「時をかける少女」を原作として制作されたドラマ「タイム・トラベラー」とその続編のシナリオを収録したファン必携の一冊である。巻末にはNHK少年ドラマシリーズの放送作品リストが載っているのも嬉しいところ。

この1972年1月1日から放送されたドラマは自分にとって筒井康隆を知ることになっただけではなく、ドラマ好きになった原点みたいな作品である。それだけに1984年に発売された時にはすぐに飛びついたはずである。

この本は絶版になったものの、ファンの要望もあって復刊されたようである。アニメ版「時をかける少女」のようなイラストも今風で悪くないが、昔のものが残っていて本当に良かった。シナリオを読みながらドラマを思い出してみるのも最高である。


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