しばらく梅雨寒のような日が続いていたが、昨日から梅雨時のような蒸し暑さになってきた。とにかく日々のアップダウンが激しすぎて体が順応しなくて困ってしまう。日替わりで布団と毛布を取り替えるのも大変だ。
そんな中、昨日は近くの森林公園まで自転車を走らせ、少しウォーキングもした。すっかり緑も濃くなっており、花の香りも心地よかった。
そこへ電車が近づいてきた。1両編成で走っているのは初めて見た。ついにここまで縮小されてしまったのかと残念に思った。「あまちゃん」での北鉄が重なってしまった。
昨日の「あまちゃん」では再び、アキが電車の横を自転車で暴走する姿が描かれた。大好きな先輩が親友のユイと付き合っていることを知ってしまったからだ。その気持は痛いほどよく分かる。
そうした三角関係がドラマを面白くするのは今も昔も変わらないが、こじれてしまうと血を見てしまうこともあるから恐ろしい。
ドラマ「眠れる森」では二組の三角関係が描かれたが、どちらも悲劇的な結末を迎えてしまった。親友だったからこその屈折した思いが事態をより深刻にしていくことになる。詳しく書くとネタバレになってしまうから書かないが、個人的にも同じような経験をしているので身につまされたということである。
その結果、ドラマの男たちはすべて闇落ちしてしまうことになる。それに抗えなくなった男の一人を演じたのがユースケ・サンタマリアだった。このドラマではもっとも分かりやすく落ちていくイメージを体現していたのかもしれない。
ちなみにユースケの少年時代を演じていたのが風間俊介で、後にドラマ「それでも、生きてゆく」で闇落ちの怪物的な存在を演じることになる。その脚本を書いた坂元裕二が映画「怪物」でカンヌ映画祭の脚本賞を受賞したと今朝のニュースが伝えていた。
落ちるといえば「あまちゃん」では自転車で暴走したアキが最後に海に落下するというシーンが描かれたが、映画「E.T」のようなファンタジー描写で印象的だった。
ファンタジーといえば「眠れる森」ではサンタクロースの存在が重要な意味を持って描かれたが、「あまちゃん」でも父親と娘の別れのシーンで印象的に描かれた。その「あまちゃん」でサンタを演じた尾美としのりはドラマ「日曜の夜ぐらいは...」では闇落ちしたかのような父親を演じている。
ちなみに「あまちゃん」でもユイがやがて闇落ちすることになる。