ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

テレビでライヴ三昧

今日の予報は外れて晴れ間が出た。最高気温も久々に1度を超え、これでも暖かく感じてしまった。土日にできなかった買い物と雪下ろしもできて有意義だった。それにしても一週間前の景色とすっかり様相が変わってしまったのには驚いた。

 今日のテレビはライヴ三昧。まずはジェフ・ベックの50周年記念ライヴ。場所はハリウッド・ボウル。多彩なゲストを招いてのパーフォーマンスは楽しかったが、知っている曲が少なかったのが残念だった。それでもカバー曲ながら”ア・デイ・イン・ザ・ライフ”、”パープル・レイン”と続く演奏はさすがに圧巻だった。

次にデヴィッド・ギルモアポンペイでのライヴ。先日Blu-rayを買ったばかりでまだ見ていなかったので、先に見ることにした。これはロジャー・ウォーターズのライヴと同じパターン。それでも音声は5.1でなく短縮版だったので問題なし。ただステージにはもうリチャード・ライトはいないし、ドラムもニック・メイソンではなく、ピンク・フロイドではないんだと当たり前のことを思ってしまった。ソロの曲もほとんど聴き込んでいないので、印象が薄いのは仕方がない。

そして、早くもモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を見ることができた。2幕で3時間をほぼ一気に見ることができた。舞台は1930年代に改変され、セットも現代的であったが、「セヴィリャの理髪師」の続編として見ていたのでほとんど気にならなかった。とにかく優雅でありながら下世話なストーリーが楽しく、耳に馴染んだアリアも魅力的だった。

それにしても伯爵の豹変ぶりには驚いた。年を経て、すっかり女ったらしになり、あれほど恋い焦がれた女性とは倦怠期。そしてフィガロの結婚相手にちょっかいを出す始末。初夜権なるものまで出てくる。確か「ブレーブ・ハート」にも非道な領主の権利として出てきたような覚えがある。なんだかんだいって伯爵とは身分が違うのだ。それ故に伯爵をとっちめるクライマックスは溜飲が下がった。

また、意外なところでフィガロの生い立ちが明かされ、そんな馬鹿なと大笑い。さらにトリックスター的存在で登場する小姓を演じるのが「セヴィリャ」のヒロインだったイザベル・レナード。これがまた性を超えてチャーミングだった。

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