「トレインスポッティング」の21年ぶりの続編を見た。前作の公開は1996年、シネマライズ渋谷で見た記憶がある。オープニングでユアンらが街を疾走するシーンと音楽にノックアウト。あれからもう21年ってことにまず驚く。
その後、ユアンは「リトル・ボイス」「スター・ウォーズ」等に出演。ロバートは「フル・モンティ」が印象に残っている。ダニー・ボイルはいまやアカデミー受賞監督だ。
映画については同じことの繰り返し。「人生は繰り返す。その度ごとの残酷さで」というW.ギャザーの言葉を想起した。それぞれが過去に縛られていて、それに決着をつけられない。人生なんてそんなものだ。ラストでイギー・ポップのあの曲がかかる。傷心であっても人生は続くという熱いメッセージのように響いた。
Iggy Pop - Lust for Life (The Prodigy Remix)
時が経っても音楽は普遍的に人生に寄り添ってくれる。相変わらずセンスの良い選曲に痺れた。逃亡シーンに“リラックス”というのも予想外の面白さ。
解説の小山薫堂が先が短くなると気持ちが過去に向かってしまうと語っていた。全くその通りだ。それにしても、たまたま見たのにまたもW座での放送だった。「女が眠る時」「スノーデン」と3作も続いてしまった。
今日も予報は外れて雪は降らなかった。気温も1度を超えたが、やはり炬燵の前から動けなかった。ようやく1月も終わるが、2月も寒い日が続くようでウンザリだ。今は金曜日に東京でまた雪が降るとの予報が当たるのを楽しみにして待ちたい。