ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

「ノンレムの窓」と秋ドラマ

昨夜の「ノンレムの窓」が相変わらず面白かった。

バカリズム脚本の「野崎さんの夢」は森七菜が主演だが、相手役が小野花梨で俄然面白さが増した感じ。小野が芸能人になるという森に対して、とにかく「承認欲求」と言い続けるのが最高だった。今年の小野は「罠の戦争」での議員秘書役と「初恋、ざらり」での知的障碍者役どちらも魅力的だったが、今回の女子高生役もまだまだ大丈夫であった。

次の「れんあいそうかんず」では娘を思う父親のジレンマを滝藤賢一が滲ませる。今年の滝藤は何と言っても「グレースの履歴」が最高だった。妻役の堀内敬子は「転職の魔王様」で小芝風花の母親役だった。そして娘役の永尾柚乃は「ブラッシュアップライフ」での熱演が忘れられない。脚本の上田誠は「時をかけるな、恋人たち」も良かった。

最後の「デスゲーム」はその手のジャンルのパロディでイマイチだったが、蓮佛美沙子のボケぶりが良かった。今年は大奥 Season2「医療編」で家斉(11代)の御台所役が印象的だった。1月からの「大奥」(フジ)ではその前の家治(10代)の御台所役を小芝風花が演じるのが楽しみである。

そんな小芝の今年の活躍は凄かった。「ゴチになります!24」のレギュラーから始まってドラマでは「天使の耳」「波よ聞いてくれ」「転職の魔王様」「フェルマーの料理」があり、さらに「あきない世傳 金と銀」が放送中である。ちょっと出過ぎで心配になるレベルである。

その「あきない世傳 金と銀」で共演したのが朝倉あきで、この秋には「きのう何食べた? season2」と「セクシー田中さん」にも出演していたが、今年は何と言っても芳根京子と共演した「それってパクリじゃないですか?」が良かった。

そんな秋ドラマもほぼ終わってしまったが、慌ただしい日々だったにも関わらず、けっこう見てしまった。当然、リアルタイムでは見ることはできなかったが、録画したものを少しずつ見ていったため、感想を書く余裕はなかった。

そこで思い出せる範囲で少しだけ書いてみる。まずは朝ドラ「ブギウギ」であるが、当初は忙しくなるのは分かっていたので視聴は諦めていたが、やはり気になって初回を見てしまったらハマってしまった。それでも、しばらくは見られない日々が続いてしまったが、なんとか追いつくことができた。

同じようなことが13年前にもあったが、その時に放送中だったのが「ゲゲゲの女房」だった。その頃の記憶がこのドラマを見るとよみがえってくるが、またしてもBS12で再放送が始まってしまったので見始めてしまった。とにかく朝ドラは日々のルーティンに組み込まれてしまうので、そうした日常の記憶と結びつきやすいのかもしれない。

大河ドラマ「どうする家康」は古沢良太脚本ということで大いに期待した分、落胆も大きかったが完走することはできた。やはり家康はラスボスとして描かないと面白くないということだろう。昔の「真田太平記」は面白かったと改めて痛感した次第。

それから夜ドラ「ミワさんなりすます」が予想以上に面白かった。上田誠脚本の「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」にも主演した松本穂香のオタクぶりはまさにハマリ役。ここまで映画愛に殉ずることができれば本望といったところ。

とにかく好きなものに夢中になるヒロインには魅せられてしまう。あの「セクシー田中さん」もそうだが、桜田ひよりが主演した「あたりのキッチン」もそうだった。食をテーマにしたドラマの中では一番良かった。

でも好きと言えば恋愛ドラマということで、堀田真由が主演した「たとえあなたを忘れても」を楽しみにしていたが、これは共感できないヒロインで残念だった。堀田は「大奥」での家光役が良かったが、先日見たばかりの小津安二郎サイレント映画を原作とした「淑女と髭」のような作品で光るようである。

また夏ドラマの「最高の教師」で主演した松岡茉優が脇に回った「ゆりあ先生の赤い糸」も一風変わった恋愛ドラマとして楽しむことができた。

そんな訳でタイトルを思い出すだけで疲れてしまった。こうしたことはすぐに書かないと上書きされてしまって、訳が分からなくなってしまう。まだまだ思い出せていないドラマもあるかもしれないけど、ザックリと総括するとどれもストレス解消として楽しむことができたから良しということになるだろう。

ストレス解消という意味ではバカリズム脚本のドラマは最高であるが、あの「ブラッシュアップライフ」が一気に再放送されるようで見るかどうかで悩んでいる。面白さは約束されてはいるが、他に見たいものが多すぎる。

ブログをもっと書いて承認欲求を満たしたい気持ちもない訳ではない。AIにタイトルを出してもらったら、どれも面白そうであるが中身が伴っていないので却下となった。

記事タイトル

○面白さ増す!森七菜×小野花梨の『野崎さんの夢』

滝藤賢一の愛情溢れる『れんあいそうかんず』

○ストレス解消!バカリズム脚本の楽しいドラマたち

○ノンレムの窓:森七菜と小野花梨が織り成す面白さ

○今年の小野花梨:知的障碍者から女子高生へ

滝藤賢一のジレンマ:「れんあいそうかんず」の感動

○「ノンレムの窓」面白さ倍増!小野花梨との相性が最高 

小野花梨に承認欲求論!「ノンレムの窓」がユーモア溢れる 

滝藤賢一が演じる父親の愛情