午後から冷たい雨が降り始め、いよいよ明日から雪との予報に鬱々とした気分になっていたところに中山美穂の訃報が飛び込んできた。
先日『ボクらの時代」に風間俊介と吉俣良が出演していたのを見て、中山主演のドラマ『眠れる森』のことを思い出していたところだった。ネットに出たコタツ記事には『眠れぬ森」と書いてあって苦笑したものである。昨年、久々に再放送された時に自分もコタツ記事を書いて中山の思い出を書いている。
その後、映画『東京日和」もBSで放送されたので見直したが感想は書くことができなかった。この映画も封切り時に映画館で観てレーザーディスクと写真集を購入したほど好きだった。ストーリーはあってなきが如しで中山を愛でる映画であった。大貫妙子の音楽も印象的で、今でもサントラは愛聴盤である。
映画でも中山が演じたヒロインは突然に消えてしまう訳だが、まさか現実でも同じような喪失感を味わうことになるとは思わなかった。一人暮らしということでは大原麗子とも重なるが、大原の62歳に対して54歳はあまりにも若すぎる。
最近は断捨離で色々なグッズを処分しているがドラマ「おいしい関係」のビデオを捨てたばかりであった。脚本の野沢尚は途中で降板してしまったが、その後で「眠れる森」に繋がったことになる。