「にーな」と聞いて何だかとっても懐かしい気持ちになった。昔々、子供だった頃に食卓で聞いていた記憶。
BSで放送された特集ドラマ「コトコト」は初回の富山編に続いて新潟編だった。古川雄大演じる百貨店のバイヤーが全国の名産品を求めて旅をするというシンプルなストーリー。
特集ドラマ【#コトコト 〜おいしい心と出会う旅〜】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2024年12月15日
東新百貨店バイヤーの結稀宏人と申します。
今夜、BSで。
新潟編
[BS] 12/15(日) 午後4:30
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ドラマでは十日町市の博物館で縄文時代の火焔土器を見て妄想する主人公の姿が描かれる。これまで火焔土器で食事をする姿など見たことがなかっただけに新鮮な驚きがあった。
次に寿司屋での食事シーンになる訳だが、そこに出てきた突き出しが「にーな」である。漢字変換しようとしたが出てこない。煮た菜と書いて煮菜ということを初めて知った。野沢菜漬けがあまり好きでなかったので食卓に出てきても食べなかったのだろう。ドラマで久々に見たような気がする。
このように名産と言っても、地元の人にとっては当たり前の料理であることが多いのに、なんだかこそばゆい。そもそもコメからしてそうである。当たり前の食事が本当はすごく贅沢なのかもしれない。
雪国の生活もそうである。高梨臨が演じた孤独な学芸員も土器が好きで十日町に来たのに雪の恐ろしさを感じている。そんな中、たまたま訪れたバイヤーと知り合ったことで狭かった世界が広がっていくことになる。ドラマでは藤田弓子演じる老女と新井美羽演じる女子高生との交流も描かれて見ていて楽しかった。
その中でも藤子ドラマでアン子を演じた新井の女子高生役は新鮮だった。雪の中に佇む姿は儚さもあって魅力的であった。大河ドラマ「直虎」が印象的だったが、もう18歳とのこと。事務所はトップコートでのびのびと演技をしている感じ。最近では小芝の移籍でネットでも色々と話題になっているところである。
ドラマの撮影時期は今年の2月で、その時はあまり雪が降っておらず、雪を集めるのに苦労したとのこと。暮らしている人には雪など降らないほうが良いけど、生活のリアリティを表現するには雪が降ってないと困るということで撮影は大変だったらしい。それにしても相変わらず新潟といったら小林幸子というのはマンネリもいいところである。
それからニーナといえばニーナ・シモンと共に沢田研二の「追憶」を思い出す。ニーナが連呼される歌は1974年のレコード大賞で歌唱賞に輝いている。