ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ふたりの花魁

今年初の映画は「居眠り磐音」。すでに見ている映画ではあるが、芳根京子の花魁姿は何度でも見たくなってしまう。たまたま裏番組では大河「べらぼう」で花魁を演じる小芝風花がインタビューに答えていた。新年早々、二人の艶やかな姿を見ることができて満ち足りた気分であった。

まだ大河では小芝演じる花魁がどのような境遇にあるのかは分からないが、映画で芳根が演じた花魁は悲劇のヒロインなので松坂桃李演じる主人公との再会シーンは残酷ではある。それでも会えた喜びに少しだけ微笑む芳根の表情が何とも魅力的であった。


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新年早々プレミアムシネマでこの映画を放送した意図としては、芳根と松坂の新作映画「雪の花」が公開されることもあるが、やはり大河と同じ時代を描いていることにもあったのかもしれない。大河では渡辺謙が演じる田沼意次を西村まさ彦が演じていた。その西村は大河では浮世絵の版元である西村屋を演じる。

脚本は藤本有紀だけに小物の扱いが上手い。南天と匂袋と手紙で感情を揺さぶってくる。今の時期、雪の中で南天の赤が美しく映える。

大河では女郎の日常も丁寧に描かれることなので楽しみである。小芝の花魁道中を芳根と比べて見るのも一興である。なお、花魁道中は特別なことではなく、客を迎えに行くためのもので日常的に行われていたとのこと。映画での再会シーンも売れっ子であれば出会える可能性は高かったということだろう。

そんな大河の見所を小芝が嬉々として語っている姿をたびたび見られるのも嬉しい。2019年に大河「青天を衝け」の主役が吉沢亮に決まった時に相手役として小芝が出ないかなって思ったことがあったが、ようやく夢が叶ったことになる。ちなみに相手役になったのは橋本愛で、この大河にも出演する。

そんな訳で新年早々、見たい番組が溜まってしまい嬉しい悲鳴といったところ。この時期は雪のためBSが映らなくなるリスクがあるが、今のところ無事に録画できている。昨日だけでも録画しすぎである。

最近は2時間の映画を一気に見るのもしんどいのに、つい録画だけしてしまうから困ったものである。「インターステラー」なんて3時間もあるのに吹替版で見たくなって録画してしまった。

それでも4Kでウィーン・フィルとチューリップのコンサートを録画できて良かった。それから心配していた「坂の上の雲」も無事に録画できた。当時も見ているが4kでは迫力が違うだけに、最終回まで見続けることができて大満足といったところ。

あとは明日、4Kでの「べらぼう」初回が楽しみだけに、大雪にならないことを願うだけである。