ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

最近のお気に入り~「ジェシカおばさんの事件簿」など

早くも11月が終わり、明日から師走。昨日今日と暖かかったが、いよいよ今夜から冷え込んで雪になるとのこと。

それでもタイヤは交換したし、雪囲いもして、灯油も買った。とりあえずは準備は万端であるが、とにかく雪国の生活は面倒くさい。そのうえ、これから電気代が3割も値上げとのことで生活していくのも大変だ。雪が降ればBSも映らなくなってしまう。

 

真田太平記

現在、4Kで月曜から金曜まで毎日放送している「真田太平記」はいよいよクライマックスなのに、ここで見られなくなったら落胆もいいところである。今日は1986年1月8日に放送された第35回「大坂入城」だった。

ここで幸村と妻の於利世の別れのシーンが描かれた。演じた中村久美は、この前に「夢千代日記」にも出演していて忘れられない存在感があった。この「夢千代日記」は1981年から1984年にかけて3作放送されたがリアルタイムで見ていた。ところが「真田太平記」は就職活動等で忙しかったせいで当時は見ていなかった。

それでもCSの無料放送で何話かは見ることができたが、今回こうして初めから一気に見ることができて、改めてその面白さに夢中になっているところである。大河の「真田丸」も見てはいたが、まるで比較にならないクオリティである。

とにかく当時の女優が魅力的である。お江役の遥くららを筆頭に小山明子、香野百合子、坂口良子紺野美沙子岡田有希子、音無真喜子、蝦名由紀子、堀江しのぶ、入江繭子、浅利香津代范文雀津島恵子岡田茉莉子工藤夕貴などなど。

男優に至ってはもう書ききれないほどであるが、丹波哲郎を筆頭に渡瀬恒彦草刈正雄はまさに適役だった。そんな中、今日の回で最期を迎えた山中忍び猫田与助を演じた 石橋蓮司も最高だった。最初からお江との確執が描かれ続けていたが、その原因もそうだが、その最期があれではあまりにも哀れであった。

 

ジェシカおばさんの事件簿

そして今日の1時からは月曜から始まった「ジェシカおばさんの事件簿」の3回目「映画セットは死のにおい」が放送された。アメリカでは1984年から放送がスタートしているが、日本で初放送されたのは1988年になってからだった。

当時はもう就職していて忙しかったので見てはいなかったが、この回だけは「大草原」のメアリーを演じたメリッサ・スー・アンダーソンが出演しているので見たかったエピソードである。

それなのに、午後からは低気圧が発達して荒れるとの予報。これまで「大草原」のメアリー回が放送される日は天気が荒れる確率が高かっただけに心配したが、無事に録画できて安堵した。

内容はミステリーなので詳細は省くが、メリッサ・スーの女優役がぶっ飛んでいて実に良かった。ジェシカが書いたミステリーがドラマ化されるにあたって、内容が(低俗に)改変されていたので抗議に行ったら殺人事件に巻き込まれてしまうというプロットも面白かった。

タイトル「真夜中に踊った死体」

とにかく、メリッサ・スーの飲んだくれた演技が実に魅力的だったので、それだけで十分だった。

現実にもミステリー小説がドラマ化される時には色々とあるようで、現在放送中の「城塚翡翠」シリーズも真偽は定かではないが、原作者との間に確執があったとの話がネットに出ていた。それでも個人的には小芝風花と清原果耶が魅力的であれば、それで十分なのである。

 

「ラストナイト・イン・ソーホー」

先日見た映画「ラストナイト・イン・ソーホー」もホラーでありながら、ノスタルジックなタイムリープものみたいな要素もあり実に面白かったが、一番の魅力だったのが最近のお気に入りであるトーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイの共演だった。


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映画は基本、監督で選ぶので「ベイビー・ドライバー」が良かったエドガー・ライトの新作ということだけで見たくなるし、そこに好きな女優が出演しているとなれば最高である。

新しい映画はできるだけ録画を残さないようにしているが、それでも年に何本かは残したい映画が出てくる。それが「ベイビー・ドライバー」であり、トーマシン・マッケンジーが出演した「ジョジョ・ラビット」であり、アニャ・テイラー=ジョイが出演した「スプリット」ということである。

とにかく、この映画に関しては映像、音楽を含めて自分の好きなものが凝縮されているので書きたいことも色々とあるのに、書くだけの力がないのがもどかしい。とりあえず、その断片だけでもこうして書くことができたので良しとしよう。

外ではいよいよ風雨が強まってきた。明日以降、BSが映るように願うだけである。

【備考】心に映るもの~愚かな恋

BS4Kでシーズン9の「心に映るもの」を見た。このタイトルを見て、どんなストーリーだったか思い出せなかったが、DVDで見た時は「愚かな恋」だったので当然である。原題はシンプルにLOVEだったのに、そこに愚かなと付けた当時の担当者と、それを変更した担当者のことを考えると面白い。

どちらもピュアな恋とすることができずに悩んだことは想像に難くない。やはり年齢差が大きいほど恋愛のハードルは大きくなる。それだけに映画やドラマでもたびたび描かれるテーマになる。

自分も初めてDVDで見た時は「気持ち悪い」と思ったが、基本的にはこのようなストーリーは大好きである。特にシーズン1の「ベイカー先生のロマンス」は印象的だった。ベイカー先生の場合は仕事が忙しすぎて結婚できなかったという事情があるし、若いケイトに翻弄されながらも徐々に好きになっていったというプロセスに共感できた。

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ところがエドワーズには2度の結婚歴がある。一度目は死別で仕方がないが、2度目は事情はあれども酒に溺れて追い出されているのである。そんな男がローラの友達に恋をするというのがあまりにも不自然だった。

そんなエドワーズに恋をする盲目のジェーンを演じたのがジル・シュエレン。どこかで見た顔だと思って調べてみたら1989年にアメリカで公開された映画「オペラ座の怪人」でヒロインのクリスティーンを演じていたことが分かった。

このガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」は何度も形を変えて映画化されており、最も有名なのがアンドリュー・ロイド・ウェバーによるミュージカルを映画化した2004年版である。

この「オペラ座の怪人」も考えてみれば年齢差だけでなく様々な障壁のあるラブ・ストーリーとも言える訳で、昔から大好きだった。特に1974年に公開された「ファントム・オブ・パラダイス」はオールタイムのベスト10に入れたいくらいのお気に入りである。

そんな訳だから日本では1990年11月に公開された上記の映画も観に行った。ホラーテイストが濃厚だったにもかかわらず、音楽は美しくサントラも購入した。

現代のニューヨークで、かつてエリックが作曲した「勝ち誇るドン・ジョヴァンニ」の楽譜を発見した女優クリスティーヌが100年前のパリにタイムスリップし、エリックと出会うというアレンジの作品。ファントムことエリックを「エルム街の悪夢」で主演したロバート・イングランドが演じ、ホラーテイストが強い作品となった。エリックは悪魔と契約して戯曲を完成させたことと引き替えに顔面の皮を剥がされた男という設定であるが、お馴染みの仮面を被らず、死体の皮を自らの顔面に縫いつけて行動するという猟奇的なキャラクターである。殺人場面も残酷で、カルロッタの首を斬り落として仮面舞踏会のディナーに出したり、犠牲者を吊し斬りにしたり内臓を掴み出したりなど、ファントムをジェイソンやフレディなどのシリアルキラーと同様の暴力的連続殺人鬼として描いた過激な場面が多い。クリスティーヌがエリックの本性を察知してからは恐怖の念しか持たない点では、原作のイメージに比較的近い作品である。


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久々に、歌うジル・シュエレンの姿を見てみたら、なかなか魅力的でドラマにもその片鱗が見えるようだった。その後もホラー映画に多く出演したようでアメリカでは絶叫クィーンの一人になっているようである。ゴシップとしてはキアヌ・リーヴスと付き合い、映画が公開された1989年にはブラット・ピットとも婚約していたとのこと。そして1993年にはマイケル・ジャクソンの「スリラー」などでシンセサイザーを演奏していたミュージシャンのアンソニー・マリネッリと結婚している。

さすがに同世代だけあって、こうしたキャリアを調べてみるだけでも色々な思い出がよみがえってきて面白いと改めて思ってしまった。

ただし、ドラマとしてはあまりにもご都合主義すぎて興ざめもいいところ。とにかくジェーンがエドワーズに恋するという一点において無理がありすぎるし、エドワーズも安易に惚れすぎである。

何しろドラマでは狼少年だったマシューを引き取って暮らしているはずなのに、その姿どころか生活臭もまるで感じられなかった。ローラもまずはマシューとのことを心配するべきなのに、まるで居ないことみたいになっているのが不自然だった。

それでも盲目の女性ということで劇伴ではメアリーとアダムのテーマがさりげなく流れていて印象的だった。手術する病院はシカゴということで、いやがうえでもメアリーを思い出してしまうので、付き添うのがへスター・スーではなくて、ニューヨークからメアリーが来るというストーリーだったらと思わざるを得なかった。

当然、野外での二人のシーンはベイカーとケイトを、ジェーンがエドワーズの髭を触るシーンはメアリーとアダムを思い出さずにはいられなかった。

変更されたタイトルはジェーンによって語られるエドワーズのことであろう。こんなことを言われてみたいものであるが、それだけに個人的には「愚かな恋」の方が良かったような気がする。

それから老いることについての印象的なセリフがあった。

ある日、目を覚ましてベッドから出るとジジイになっている

絶対来るから、覚えておけよ

まさに今、それを実感しているところである。

ちなみにLOVEと言えば、やはりジョン・レノンの歌を思い出す。


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この歌が主題歌だったドラマが1998年に放送された「世紀末の詩」である。その第2話「パンドラの箱」も盲目の女性との恋がテーマだった。遠山景織子と斎藤洋介が演じた残酷な愛の結末は今でも脳裏に焼き付いている。

失敗から考える

昨日は雨で頭痛が酷く、ほぼ一日寝込んでしまった。

今日は晴れて暖かく、頭痛は治まったものの頭がまだボーっとしている中、病院まで行ってきた。病院の窓から見える遠くの山並みが美しかった。

そこで、ちょっとした失敗をしてしまった。帰りの支払いの際、機械に診察カードを入れるのだが、お釣りに気を取られてしまいカードを取り忘れてその場を離れてしまった。すっかりカードのことは失念しており、届けてくれた方には感謝しかない。

これまでの人生の中で、キャッシュカードを含めてカードを取り忘れたことなどなかったのに、初めてのことに狼狽えてしまった。これから、こうしたことが増えていくかもしれないので注意しなければと改めて思った。

まだ認知症など他人事と思っていたが、知らないうちに発症している可能性がない訳ではない。寒暖差だけではなく、ネット等の見過ぎによる情報過多によっても脳は疲労していくようで、これが認知症に進行していくこともあるとのこと。

ただでさえ最近はインプットばかりでアウトプットしていないので、頭の中はほぼゴミ屋敷状態である。頭の中が整理されていないから、ちょっとしたことで、何かが抜け落ちてしまうことがあるのかもしれない。

こんなことがあると、やはりマイナンバーカードには抵抗を覚えてしまう。今回は診察券だけのことだったが、これにもし保険証も免許証も一体化していたら大変なことになってしまう。やはりリスクは分散させておいた方が間違いはないと思った。

リスクといえばワクチン接種もそうである。先日、4回目の接種のお知らせが届いたが、指定日が通院の日と重なってしまった。そこで悩んだ末に変更はせずにキャンセルとした。全国的にも接種率(今日現在13.3%)は伸びていないようだし、何よりも副反応のリスクが大きすぎると思った。

マイナンバーにしても、ワクチンにしても政府のことを全面的に信頼できないというのは不幸なことだと改めて思った。

「舞いあがれ!」松尾諭と気になる女優

今日はポッキーの日とのことだが、もう随分と食べていないなと思った。最近はキットカットをよく食べている。袋の裏の飛行機雲が嬉しい。

今週の「舞いあがれ!」は熱かった。夢の実現のために努力する姿は美しい。たとえ失敗に終わったとしても、そこから得られたことが大切なこと。その結果、ヒロインは別の夢に向かって歩み始める。

今朝のニュースで不登校の女の子が、前は心がポキッと折れていたけど、今は割り箸くらいになっていると語っていた。やがて、夢に向かって困難にもきっと勝つことになるだろうと思った。

夢を叶えるきっかけは、ちょっとしたこと。飛行機雲を見たことが、パイロットの夢につながることもあるし、航空券を拾ったことで俳優への夢が叶うこともある。

「舞いあがれ!」にも出演している松尾諭のエッセーをドラマ化した「拾われた男」が面白い。松尾が井川遥の運転手をしていたなんて知らなかった。当時、自分も井川に癒されており、風呂場に貼れるポスターと目覚まし時計を購入したことを思い出した。

松尾のドラマでは「電車男」(2005)と「SP」(2007)も見ていたが、今朝の「あさいち」に出演していた妻夫木聡直江兼続を演じた大河ドラマ天地人」(2009)にも出ていて印象的だった。

それにしても「電車男」は懐かしい。当時は仕事に忙殺されていてテレビもあまり見ていなかったが、これは夢中になって見ていた。主題歌が大好きだったELOの「トワイライト」だったのも良かった。


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この頃は2chはおろかネットさえ見る時間もなかったが、それでも会社帰りに秋葉原へはよく行っていた。ELOをはじめとして紙ジャケのCDを買いあさっていた。残業代はほぼCD代に消えていたが、自分にとってはこれがストレスの発散に役立っていた。今は無き石丸電気のネオンが脳裏によみがえる。ドラマは録画してDVDに保存してあるが、見直したいものの時間がない。

最近はどうも体調がすぐれず、2時間の映画を最後まで見続けることもできない有様である。そのためドラマを少しずつ見てはいるが、感想を書くことができないままである。それでもドラマを見ては妄想をふくらませている。

「舞いあがれ!」ではヒロインの福原遥と先輩役の吉谷彩子が魅力的で不満はないけど、もしこれが小芝風花芳根京子の共演だったらどうだったかなって想像してしまう。「舞いあがれ!」の発表があった時には小芝がヒロインにぴったりだと思ったものである。ショートカットの芳根も由良先輩にハマったことだろう。

また、「拾われた男」ではちょい役を含めて女優陣が豪華で魅せられてしまう。 伊藤沙莉を筆頭に薬師丸ひろ子鈴木杏安藤玉恵北香那松本穂香岸井ゆきの田辺桃子佐藤めぐみ夏帆、片山友希等々、みんな良い。本人を演じている井川遥も最高だった。

そんな中で先日の「エルピス」では名前も知らなかった女優の演技に見入ってしまった。事件の被害者の姉(井川純夏)を演じた木竜麻生である。どこかで見た顔だと思ったら地元の第四北越銀行のCMに出演していたことが分かった。ネットでも話題になっていたが、個人的には役名と名前が偶然にも井川遥と岩倉舞に似ていたのが面白かった。

10月のドラマとCM

10月ってこんなに寒かったっけって思うような日が続いている。今月の中旬には炬燵を出し、今日も朝からストーブを点けた。寒暖差も大きく、その影響で肩凝りと頭痛が頻発している。さらにそれが脳疲労まで生じさせているとのことで、やる気も集中力も続かない有様である。

そんな状況だからブログなんて書けるはずもなく、テレビでさえ見続けることが難しい。見たいドラマや映画は山積しているのに、なかなか消化できずに録画がたまる一方である。さすがに日銀のように無限に円を買い続けることはできないので、ハードディスクの容量を考えながら録画を制限することにした。

昨夜からようやく始まったドラマ「エルピス」をもって秋ドラマも出揃ったので、とりあえず見続けることにしたドラマを書いておく。

月曜日~「エルピス」

水曜日~「相棒21」「ファーストペンギン」

日曜日~「霊媒探偵・城塚翡翠

夏と比べると半減したが、渡辺あや脚本の「エルピス」と森下佳子脚本の「ファーストペンギン」は期待通りの面白さで満足度が高い。「霊媒探偵・城塚翡翠」はストーリーよりも小芝風花と清原果耶の共演に魅せられている。

そんな小芝は今月公開の映画「貞子DX」の番宣で連日のようにバラエティに出演しており、とても追いきれない状態である。先日の「せっかくグルメ」にも登場したがスタジオだけで、実際に長岡で食べる姿を見たかった。

その「せっかくグルメ」といえば芳根京子の食べる姿が忘れられないが、ラーメン好きの芳根にも長岡の生姜醤油ラーメンを食べてもらいたかった。そんな芳根も先日、バラエティ「ポテンシャル研究所」に研究員の紅一点として出演していたが、それだけで番組が華やいだ雰囲気になって面白かった。

それでも基本、民放のバラエティー番組は見ないのでなかなか新しいCMを目にすることはない。ドラマも録画して見るのでCMはほとんど見ないが、一瞬でも小芝の姿を目にするとつい見てしまいラッキーって思ってしまう。

そのように最近では小芝のCMはよく目にするようになったが、未だかつて芳根のCMを見たことがなかった。ネットで見ることはできるがテレビで偶然に見ることに価値があると思っているので、いつか見てみたいと思っていた。

それが昨夜のドラマ「エルピス」を見た後に実現した。圧倒的な面白さの余韻に浸っていた時にカゴメのCMが流れた。そこに元気な彼女の姿が映り、ようやく見ることができたという安堵感と喜びですっかり満たされてしまった。


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