ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

梅雨のような夏と怪談

梅雨のような天気が続いている。8月になってからというもの、真夏の青空を見てないような気がする。蝉も鳴いていない。気温も30度に届かない日が多いが、湿気が多いので快適とは言い難い。東京も雨で涼しい日が続いているようで、これが2年前だったらと思わずにはいられない。2年前の夏はとにかく暑くて、休みが多くても引越の準備など手がつけられなかった。ニュースによると1993年と2003年の夏に似ているとのこと。1993年の夏のことはよく覚えている。30歳にになって、経理に配属され、タイ米が輸入された夏だった。40歳の夏のことは、まるで記憶にない。

 ただでさえ不快なのに、今朝は久々に頭痛で目覚めた。前日の入浴に、頭の痒みに、肩こりといった予兆はあったが防げなかった。とにかく体がだるくて、座ってテレビさえ見続けることができない。午後から久々に高校野球を見たが、例によって負け試合となった。日本文理が準優勝した2008年がはるか昔に思える。

『おそろし〜三島屋変調百物語』を見た。わずか3年前、2014年8月にBSPで放映されたばかりなのに、内容はもう忘れていた。宮部みゆきの原作は、内容が濃いうえに伏線の張り方が巧妙なので、見た時はそれだけで満足してしまい、記憶に残りにくい。先日見たばかりの「ソロモンの偽証」をはじめ、「模倣犯」「楽園」「小暮写眞館」「理由」「火車」「桜ほうさら」等、印象に残っている映像化された作品は多いが、内容について語るのは難しい。

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「おそろし」が江戸庶民の怪談なら、WOWOWで見た「残穢 -住んではいけない部屋」は現代の都市生活者の怪談とでも言おうか。都市伝説を掘り進めていくと根っこは一つ。その過程がスリリングであった。