ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

録画とリアルタイム〜「虎に翼」64話

梅雨の晴れ間。朝の散歩と日の出。

今年も早、半分が終わろうとしているが、相変わらずテレビを見続けている。基本、見たい番組を録画して見ているが、たまにリアルタイムで見ることもある。そこで見るつもりがなかった番組と出会うこともある。

今の朝ドラ「虎に翼」も当初は見るつもりはなかった。その前の「ブギウギ」が良かっただけに、また同じ時代の裁判官のストーリーに興味が持てなかった。ところが、たまたまBSで「オードリー」をリアルタイムで見た時に、そのまま「虎に翼」を見てしまったら面白くてハマってしまった。

そして今は、ちゃんと録画予約をしているので主題歌はスキップしている。そのため、その回に誰が出演するかは分からない。それが功を奏して今朝の放送のサプライズを堪能することができた。当然、録画しているからといってネットを先に見ることはない。それでも自分の感想をすぐに書き留めるのは難しい。

今朝の放送では民法第730条が出てきたが、現実でもこの直系血族の問題に翻弄されることになった。遺産分割協議において相続人の一人が異を唱えたらまとまる話もまとまらない。まさか、ドラマや映画で描かれた相続問題に現実でも直面するとは思わなかった。

今週4Kで放送された映画「犬神家の一族」を見直したが、美しい映像に魅せられつつも、あの遺産相続のドロドロって意外にリアルなんだって思い知らされてしまった。これも年と共に見方が変わる映画かもしれない。

その「犬神家の一族」は1976年10月に公開されたが、その頃にテレビで放送されていたのがドラマ「大草原」である。その懐かしいドラマが4Kになって新たな吹替で放送されたのが5年前のことだった。この時もBSで放送されることを知らずに、たまたま「なつぞら」をリアルタイムで見ていた後に放送されたことで偶然にも何十年ぶりかで見ることができた。

その朝ドラ「なつぞら」の再放送も見ているが、前回の放送で岡部たかしが出演していたことに気がついた。印象的なエピソードの1つとして覚えていたが、それを演じていたのが岡部という認識はなかった。それが今の朝ドラの父親役を演じて強烈な印象を残したのだから凄い。

このように時間経過とともにドラマの見え方も変わってくるから、お気に入りのドラマは録画を残しておきたいと思ってしまう。それでも、これまで残してきたディスクの枚数を考えると、もう全部見返すのは不可能に近い。それだけに「虎に翼」は見たら録画を消しているが、今朝の回のような濃い内容を見てしまうと気持ちは揺らいでしまう。

今は10年前に録画した佐々木昭一郎のドラマを見ているが、これがもう素晴らしくて本当に録画を残しておいて良かった。ブログにも書いたドラマ「四季・ユートピアノ」も当時は7時半から放送されていた「マルコ・ポーロの冒険」を見ていたために、そのまま見続けて偶然に出会えた作品だった。

朝7時から放送されているドラマ「赤い運命」もそうである。たまたま初回の冒頭、伊勢湾台風のシーンと山口百恵の主題歌を聞いて、中学生の時に見ていたことを思い出してしまった。昔は三國連太郎の存在感が凄いと思っていたが、今では佐藤浩市に似ていると思ってしまう。

そんな佐藤が主演した映画「64」も面白かった。佐藤の娘役として芳根京子が出演しているし、ドラマ「アンチヒーロー」で死刑囚を演じていた緒形直人の迫力も凄かった。

ちなみに今日の「虎に翼」は64話である。