朝から冷たい雨で寒い。午後からは強風が吹き荒れBSが映るか心配だったが、無事にドラマ「青い鳥」は録画できた。
今日は第8話で第2部のスタート。前回から6年が経過し、豊川悦司演じる理森が出所し、15歳になった誌織と再会する。演じた山田麻衣子は鈴木杏のような可愛さはなかったがクールな魅力があった。しかし、鈴木のようには活躍できなかったのは残念である。
そんな山田と同じような女優で思い出されるのが中本奈奈である。「青い鳥」が放送中の11月に公開された映画「時をかける少女」で芳山和子を演じている。当時、映画館で観てサントラも購入しているが、原田知世のように魅せられることはなかった。
そんな角川春樹監督の「時をかける少女」を28年ぶりにアマプラで見直した。モノクロで描かれた松本の景色と松任谷正隆による劇伴は悪くないのに、なぜこうなったとしか思えないシーンの数々に当時の微妙な感情が呼び覚まされた。
この年には「東京日和」と「20世紀ノスタルジア」も観ているが、中山美穂は亡くなり、広末涼子は逮捕されてしまった。
ちなみに広末は1980年7月生まれで、山田麻衣子は1981年6月生まれである。同じ1981年生まれには池脇千鶴がいるが、彼女が出演していたドラマ「ゴンゾウ」も久々に見直すことができた。2008年に放送されたドラマであるが、今回は内野聖陽のドラマ「PJ」に合わせて再放送されたようである。
その第7話で彼女は「この世界に愛はあるの」というセリフを呟くことで忘れられない存在となった。そんな彼女の少女時代を演じたのが小野花梨であるが、この人形を抱いた美少女が小野だったことは今回初めて気がついた。鈴木杏と同じように演技派として成長してくれたのが嬉しい。そんな彼女たちとは対照的なのが永野芽郁である。
ドラマ「青い鳥」は本当の愛とは何かをテーマに、幸せを求めて不倫と逃避行をする男の運命を描いているが、実に感動的で美しい。現実の不倫はとても美しいとは言えないが、見ていて面白いのは確かである。ただ、現実でも虚構でも悲しい思いをする人がいることは忘れてはならない。
「青い鳥」では夏川結衣と永作博美、「ゴンゾウ」では池脇千鶴と前田亜季の存在が脳裏に刻まれたが、どちらも個人的なオールタイムベスト20にランクインしているドラマである。