ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

「anone」と「万引き家族」

半端ない方の話題でテレビはもちきり。早くも流行語になりそうな勢いだ。自分は、前半で同点ゴールが決まった時に、もう駄目だと思って後半は見なかった半端者である。半端者とは、かなりネガティブな意味もあるが、中途半端な人間ということである。昔から色々な事に興味は持つものの、途中で飽きてしまい何一つ極めることができなかった。

現在ヒット中の映画「万引き家族」などは、そうした半端者たちのドラマに違いない。基本、犯罪者とは半端者である。リアルには付き合いたくないが、映画やドラマでの彼らは実に魅力的である。あの寅さんなどはその最たるものだ。

最近のドラマでも「anone」がそうした人々の群像劇として実に魅力的だった。「万引き家族」の内容を知って以来、まるで「anone」みたいだなと思い続けてきた。実際に映画を見ていないので比較はできないがテーマは似ているような気がする。早く見たいが恐らく見るのは1年くらい先になってしまうだろう。

日本人は賞や勝利に弱い。これまで是枝監督の映画やドラマ、ドキュメンタリーは一般的に見向きもされていなかった。それが連日のようにネットで記事が出ている。それはそれで良いことだとは思うが、一時的なブームはすぐに終わってしまう。1年後にどうなっているか分からないが、作品が見られなくなることはない。

それに対して「anone」は低視聴率だったのでDVD化の予定もないままだ。自分は全話録画したのでいつでも見ることができる。何度でも見直したいドラマの一つであるだけに、このまま埋もれてしまうのは惜しい。

そんなことを考えていたらネットで次の記事を見つけた。1年後に残っているか分からないので転載しておく。映画を見てから、もう一度読み直して、こんな文章を書いてみたい。

realsound.jp

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