2019年05月12日
今日も晴れて、夏日。でも、昨日より暑くはなく、過ごしやすかった。それでも体がだるいのは同じで、やはり何もできなかった。
ブログのデザインを変えたら、印象が変わった。中身が無いのに、形が気になる。どういうブログにしたいのかも分からない。ただ、写真を載せるだけだって良いかもしれない。たとえば、お気に入りのジャケットの写真とか。
ルネッサンスというグループも知らず、ジャケ買いした1枚。映画「A.I.」とか「インターステラー」などが想起される。水没した未来の都市のようなイメージに魅せられた。そして、音楽そのものも素晴らしかった。プログレッシブというよりはクラシカルなピアノの旋律に、アニー・ハズラムの美しい歌声。まさにルネッサンスへのプロローグだった。
Renaissance - Prologue (BBC Sight & Sound 1977)
2019年05月13日
3日連続の五月晴れ。空気は乾燥しているので、暑くても風が心地よい。田んぼには水が張られ、田植えを待つばかり。水面がまるで湖のようで、この時期ならではの趣きがある。久しぶりに外出すると、やはり気持ちが良い。
さて、今日の1枚はルネッサンスの「燃ゆる灰」だ。アニーのアンニュイな表情が、ざらついた画像の中で魅力的だ。音楽は前作よりもポップになり、フォークソングのような趣きもある。今の時期に聴くのに最適だ。
Renaissance - Carpet of the Sun
太陽の絨毯や
柔らかく心地よい緑の草を見てごらん
深い山の中が
あなたの住む世界
あなたが捧げるものの一部
遠くから あなたが見つけた音楽が聴こえてくる
今日あなたの蒔いた種は 明日には大木になる
こうして人生は過ぎていく
2019年05月14日
久しぶりの雨。そして、鈍い頭痛が続いた。こうなると気分はモノクロームに沈む。言葉も失われてしまう。そんな時は、暗くて重い曲が聴きたくなる。
今日の1枚はルネッサンスの「運命のカード」だ。
ジャケットからも暗くて重々しい雰囲気が伝わってくる。神秘的で運命的なことを感じてしまう。
Renaissance - Running Hard (BBC Sight & Sound 1977)
2019年05月23日
なかなかブログが書けない。書きたいという思いはあっても、何を書いてよいのか分からない。やはり、自分には続けるのは無理なのかとも思う。
そんな中でも、とりあえず音楽は聴いている。読書や映画鑑賞は、それなりに能動的にならないといけない。それに対して、音楽は流しているだけでも良い。無為に時は流れるが、ハッとした瞬間に出会えることもある。何かに心が反応してしまう。
ルネッサンスの音楽など、その最たるものだ。BGMとして聞き流すこともできる。それでも、気がついたら集中して聴いてしまっている。何度でも聴き返しても飽きない魅力がある。その魅力を伝えられないのが、もどかしい。
「シェエラザード夜話」も、そんな一枚だ。これまで紹介してきた3枚に比べれば地味な印象を受ける。ジャケットのイラストも、あまり好みではない。
アルバムのコンセプトは「アラビアン・ナイト」だ。残念ながら歌詞カードがないので、何を歌っているのか分からない。勝手にディズニーの「アラジン」のような世界を想像している。それでも終曲であるタイトル曲は感動的だ。アナログ盤ではB面すべてを占める24分の大作だ。ピンク・フロイドの「原子心母」が想起される。オーケストラとアニーの歌声が荘厳に響く。
Renaissance - Ocean Gypsy (BBC Sight & Sound 1977)
2019年05月25日
室内の気温は30度を超えた。外は快晴で、今日の最高気温は早くも32度とのこと。初夏を通り過ぎて、もう真夏の暑さだ。とても外に出る気にはなれないが、室内も快適とは言えない。ぬるま湯に浸かっているみたいで、頭がぼんやりして眠くなってくる。そこで無理してブログを書いている。
今日の1枚はルネッサンス「お伽噺」。原題はnovellaで「短編小説」と言った意味になるとのこと。ジャケットのデザインは、これまでのヒプノシスでないせいか、ちょっと異質な感じ。レーベルの移籍などのごたごたが影響しているのかもしれない。肝心の音もバラエティ豊かながら、散漫な印象がしてしまう。
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写真では分からないが、髪には銀粉が施されている。こんなのじっくり見ないと分からないほどで、日本の紙ジャケの丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
この「ミダスの誘惑」はギリシャ神話のミダス王の物語を現代に置き換えている。
私のために働くのだ
おまえたちの時間を私に差し出すのだ
私の持ち金を数えてみよう 間違いない
魂だって売ってやろう ミダスのような男
そんなアメリカのミダス王が国賓として来日する。日本のミダス王もどきは、せっせと媚びを売り、そのつけは国民に回される。「年金は出さないから、死ぬまで働け」といったことが、現実味を帯びてきた。美しい国といった「お伽噺」は、本当はとっても残酷だということを忘れてはならない。
2019年05月26日
まだ5月だというのに、今日も真夏日で暑い。昨日の朝までは炬燵があった。朝はそれなりに寒いのだ。それでも日中、30度を超えるとさすがに見るだけで暑苦しいので撤去した。冬から一気に夏になった。もう四季の移ろいがおかしくなってしまっている。
今朝、まだ涼しいうちにルネッサンスの「四季」を聴いた。アニー・ハズラム在籍のルネッサンスの6枚目。1978年発売。
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Renaissance - northern lights (hq) 70s
一日と一日の間を埋めるようにして
早朝のひと時が過ぎ去っていく
あなたのために北の輝きを歌にのせて