ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

2019夏〜土曜のドラマ

土曜の夜もドラマが重なった。まずはテレ朝の「べしゃり暮らし」だが、ただ小芝風花が見たくて見始めたらハマってしまった。漫才に興味はないが、芸人コンビの葛藤という人間ドラマは面白い。「カーネーション」に出ていた駿河太郎と尾上寛之のコンビが面白い。特に尾上が演じる男が屈折していない訳がない。飲むと脱ぐ癖のある男が、喜びのあまりパンツ一丁で雪の降る中を歩き出すのだから堪らない。悲劇の予感を漂わせて終わったが、次回が楽しみだ。

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そしてNHKでは「だから私は推しました」が放送中。こちらは地下アイドルの葛藤が森下佳子の脚本で強烈に描かれていく。女の生々しい感情がダイレクトに伝わってきて圧倒的だ。インスタ映えを気にしていたアラサーOLがオタク化していく過程を桜井ユキが熱演。その何気ないリアクションが可笑しくも印象的だ。彼女が推すアイドル役の白石聖もおどおどした感じが実に魅力的だ。グループ解散の危機をオタク男子が救うのも良かった。それでも結果的には破滅に向かっているのは分かっているので、これからの展開が楽しみである。

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この2本のドラマはいかにもテレ東的なサブカル臭が強烈で楽しい。残念ながら今期はテレ東のドラマはBSテレ東で放映中の「きのう何食べた?」のみ。その脚本を担当した安達奈緒子のオリジナル刑事ドラマ「サギデカ」が来週から始まるのも楽しみだ。

また、アニメでは岡田麿里脚本の「荒ぶる季節の乙女どもよ」が文芸部に所属する女子高生の心の機微を丁寧に描いて面白い。サニーサイドアップのメンバーのように実写化されたら誰が誰を演じるかと妄想するのも楽しかったりする。オタク心はまだ健在のようである。

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