ささやかな日常の記録

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大草原の小さな家「メアリーの眼鏡」(2-2)

優秀だったメアリーの成績が落ちて心配するチャールズ。ある日、メアリーの視力が落ちていることに気がつき、早速マンケートに出かけて眼鏡を作ってもらう。娘のためなら、お金のことなど気にせず、すぐに行動するチャールズ。

世界が一変したと喜ぶメアリーだが、ネリーたちはFour Eyesと冷やかす。原題Four Eyesは、眼鏡をかけた人のことを言うらしいが、四つの目で、メガネおばけといったニュアンスもあるのかもしれない。個人的にはジョン・レノンのアルバム・ジャケットを連想してしまった。

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心の壁、愛の橋

心の壁、愛の橋

  • アーティスト:ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: CD
 

憧れのビードル先生と同じでも、結婚できなくなるのは心配という乙女心で、眼鏡を隠してしまう。しかし、先生に恋人がいることが分かって、一安心。テストではネリーを破って、ハッピーエンド。

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そんなメアリーの心の機微が丁寧に描かれて本当に面白かった。シーズン1の頃とは違って、もう恋する年頃なのである。成績が落ちた原因を、皆が男の子ではないかと疑ってしまうのが可笑しかった。

日本での初放送は1977年10月11日で、前回の「町一番の金持ち」は前年の12月17日だったとのこと。当時はシーズンという認識はなかったので、家族の小さな変化を強調する意味では正解だったのかも知れない。ネリーとウィリーの嫌味もシーズン1の頃に比べて度を越してきた感じではあるが、敵役としての存在感が増してきたとも言える。実際、記憶にある二人に近づいてきた。

メアリーの目のエピソードも覚えているだけに、ここから始まったのかと感慨深かった。それでも、その瞳の美しさは格別である。青い瞳というより、エメラルドグリーンといった感じでもある。ちょっと冷ややかな感じは、シャーロット・ランプリングのようでもあった。

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自分も同じ頃、眼鏡をかけ始めただけに、その複雑な思いはよく分かる。眼鏡と対峙する姿が、なんとも魅力的だった。

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まさに「君の瞳に恋してる」って感じだった。


Boys Town Gang - Can't take my eyes off you

 

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