「武田鉄矢の昭和は輝いていた」(BSテレ東)を見た。ゲストの一人が日色ともゑで、懐かしの海外テレビドラマの特集ときたら見ないわけにはいかない。
「大草原の小さな家」で母さんを演じたカレン・グラッスルが出たカントリーマアムのCMの裏話が楽しかった。放映された昭和59年当時はほとんどテレビを見ていなかったので、このCMを見た記憶はない。
最初は別の方の吹替だったが、不二家の社長夫人の一声で急遽変更になったとのこと。当時はシーズン8が終わって2年くらいしか経っていないから、当然であろう。40年ちかく経った今でも新しい吹替に慣れないくらいだから、当時では尚更のこと。カレンと顎の形が似ているからと選ばれたとのことだが、まさに適役だった。
このCMもまさにカレンにぴったり。「大草原の小さな家」の雰囲気が再現されているだけに、やはり日色の吹替が不可欠だった。カレンが「大草原の小さな家」のエピソードで一番好きだったのが「わたしの母さん」とのことであるが、この原題がCountry Girlsというのもできすぎである。
なお、日色がもっとも好きだというエピソードがシーズン2の「思い出」というのも分かるような気がした。番組ではその回の一部が流されたが、何度見ても感動的である。
この二人がシーズン8で再び登場して、シーズン9ではエドワーズがレギュラーに返り咲く。今、このシーズン9をDVDで見ているがなかなか先に進まない。ほとんど別のドラマになってしまっているが、それでも舞台設定は同じなのでそれなりに楽しめる。久々にヴィクター・フレンチが演出した「小さな隣人」「愛は救う」など差別と虐待をテーマにしていながらも面白く見ることができた。