ささやかな日常の記録

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映画「宮本から君に」と「歩くひと」

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久々に気温が25度を超えて、歩くと汗ばむ陽気だった。それでも風は心地よく、空には鱗雲も見えて、やはり秋の気配。

あっという間に10月になって、もう今年も終わりが見えてきた。東京に居た頃は今月からウォーキングを始めるのが常だった。会社の通勤時にちょっと足を延ばしたら、軽く1万歩は超えたものである。

先日、映画「宮本から君に」を見ていたら、その頃よく歩いていた場所が出てきて妙に懐かしかった。その場所に池松壮亮蒼井優が居ることで、馴染みの景色が変わって見えることの面白さ。まさに映画のマジックである。

宮本から君へ

宮本から君へ

  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: Prime Video
 

映画はその二人の関係性の変化を時制をシャッフルさせて、過激に描いていく。ドラマも熱かったが、これは火傷しそうな熱さだった。まさにパンク!

ドラマでは新入社員の頃を思い出させる身近で恥ずかしいエピソードが楽しかったが、映画のような経験はしたいとは思わない。それでも、もし自分だったらと考えると、とても宮本のようには動けないだろう。

それよりも蒼井優が熱演した女性の痛みをどれくらい感じることができるだろうか。それだけに映画には痛い描写が満載で、非常階段での対決には思わず力が入ってしまった。


『宮本から君へ』特報

映画には主人公のライバルになる存在として井浦新が演じるヒロインの元カレが登場する。嫌な奴ではあるが、どこか憎めない男で、やはり痛い思いをしてしまう。そんな男を演じると井浦はぴったりとハマる。

最近では普通に良い人も演じており、朝ドラ「なつぞら」の仲さん役なども良かったが、今BS4Kで不定期に放送しているドラマ「歩くひと」が印象的。

「ちょっと歩いてくるよ」と言って、革靴でけっこう遠くまで歩いて行ってしまう。そのちょっとした発見を楽しむ井浦の表情が楽しい。ある回では見たことのある景色だなって思って見ていたら、やはり近くの山の中だった。

今でも普通に歩いていると、ちょっと怪訝な目で見られてしまう。そんな田舎の感じもドラマでは丁寧に描かれている。

natalie.mu

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