ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

【1984】涙のリクエスト~風の谷のナウシカ

今年の8月は雷鳴と共に始まったが、雨はぱらっとしか降らず。それでも曇り空だと気温は同じでも多少は涼しく感じるから不思議なものだ。

今朝の「あまちゃん」では好きだった人に去られ、思い出の1984年の歌を(涙の)リクエストする中年男の姿が描かれた。あの年から人生をもう一度やり直したいという気持ちが痛いほど分かって切ない。そこでは杏里の「悲しみがとまらない」が歌われたが、これは前週のサブタイトルにもなっていた。


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男はスナックではいつも「ゴーストバスターズ」を歌うが、調べてみるとこの歌が収録されたサントラのレコードの売上がオリコンによる総合年間TOP50で38位だったとのこと。当時、自分も購入したがそんなに売れていたとは思わなかった。

ちなみに1位から5位は次の通り。

フットルース」が2位というのも凄いが、当時は洋楽だけでなくサントラも普通に売れていた。ちなみに自分が当時から大好きだったのが「ストリート・オブ・ファイヤー」のサントラである。この主題歌を映画の中で歌っているのがダイアン・レインであるが、「あまちゃん」の鈴鹿ひろ美と同じように吹き替えられている。当時、この映画のMVが収録されたビデオ・ソフトを購入して、飽きもせず繰り返し観て聴いたものである。

シングルでは当時、チェッカーズの「涙のリクエスト」(4位)、薬師丸ひろ子の「メイン・テーマ」(13位)、飯島真理の「愛・おぼえていますか」(38位)を購入している。

小泉今日子はTOP50に4曲ランクインしているが、25位の「渚のはいから人魚」が好きだった。作曲した馬飼野康二は映画「ザ・オーディション」の劇伴も担当しており、このサントラもお気に入りだった。

この映画に主演したセイントフォーは「不思議Tokyoシンデレラ」でデビューしているが、この年には他にも安田成美が「風の谷のナウシカ」、 沢口靖子が「潮騒の詩」でデビューしている。この「潮騒の詩」は「刑事物語3 潮騒の詩」の挿入歌で、武田鉄矢がハンガーヌンチャクを使うシーンもあったりと、「あまちゃん」にも影響を与えているようである。

安田成美の「風の谷のナウシカ」も当時よく耳にしたが、音程が覚束ないところなどが印象的だった。最近になって作曲した細野晴臣が劇伴も担当する予定だったということを知ったが、結果的には久石譲に変更になって良かった。ラストであの歌が流れたら、ちょっと興ざめだったかもしれない。このへんの舞台裏もけっこう面白そうである。


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当時14,800円もしたビデオ・ソフト。もう見ることはないが、なかなか捨てられない。

そして今、かつて読んだコミックス読み返しているところである。