ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「VIVANT」と八神純子

暑かった7月最後の日曜の夜、テレビを見ても昔のことを思い出す。

9時からの日曜劇場「VIVANT」を見ていると、中学時代に夢中になった映画やテレビ番組のことが頭を過る。

初回での銃撃戦は映画「ガントレット」だし、砂漠でのサバイバルは「カプリコン・1」である。たまたま1978年に地元の映画館でこの2本立てを見てしまい、その後の映画の嗜好が決まってしまった。クリント・イーストウッドの監督作品とジェリー・ゴールドスミスの劇伴である。

テレビでは当時「シルクロード」や「マルコ・ポーロの冒険」などを見ていて砂漠への憧れみたいなものがあった。その「シルクロード」の劇伴を担当した喜多郎のジャケット・アートを描いた長岡秀星の砂漠のイメージも好きだった。

それから、あの「未来少年コナン」にも派手な銃撃戦や砂漠のシーンがあり、当時の少年は夢中になって見ていたものである。要はこのドラマ、当時の少年を夢中にさせた中二病感が満載で、もうそれだけで十分といったところ。

10時50分からはBSPで「歌える! J-POP 黄金のベストアルバム 30M」を見た。こちらのゲストは八神純子で5枚目のシングル「みずいろの雨」の歌と共にその誕生エピソードが語られた。この歌が発売されたのが1978年9月で10作目の「Mr.ブルー 〜私の地球〜」の発売が1980年11月ということである。この間に発売された歌は大好きで、上記の作品を見ていた時期とも重なる。

特に「Mr.ブルー」はNHKで8月に放送された「パノラマ太陽系」のテーマ曲ということで、シングル盤を購入している。昔からこうした番組は大好きで、ヴァンゲリスを好きになったのもカール・セーガンが監修した「コスモス (COSMOS) 」を見てからだった。


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ただ、八神の歌で一番好きなのが1983年2月発売の「ラブ・シュープリーム 〜至上の愛〜」で、映画「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の主題歌に起用された。映画は3月の封切り時には観なかったが、11月に70mm版が公開された時に渋谷パンテオンで観ている。ストーリーはともかく、美しい映像と音楽に魅せられたものである。