ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画「ナイル殺人事件」とジェーン・バーキン

映画「ナイル殺人事件」は1978年12月9日に日本で公開された。これを翌年の2月10日に観ている。併映は「ルパン三世 ルパンVS複製人間」だったが、観たかったのは「ナイル」の方だった。

監督のジョン・ギラーミンの映画はすでに「タワーリング・インフェルノ」と「キング・コング」を映画館で観ており、中学生にも絶大な信頼を得ていた。当時、大作といえばギラーミンだった。

この3本の映画は音楽も最高でレコードでサントラ盤を購入しているほどである。その作曲家であるジョン・ウィリアムズジョン・バリーニーノ・ロータのサントラはCDで多く収集することになったのは言うまでもない。

当時の記録には次のように書かれている。

2時間20分を一気に見せる面白さ。エジプトの美しい風景、古代遺跡の雄大さ、ナイルを下る船内の豪華さと、観光映画としても楽しめるうえに、推理映画としても面白い。コロンボと違い、本当に誰が犯人か分からず、意外な真犯人を暴くポアロの推理を堪能した。とにかく大作というのに相応しい映画だった。

この記録が現在のところ最も古い映画の感想になる。その前にも簡単なメモは書いていたが、残念ながら見つかっていない。ここには音楽については触れられていないが、そのテーマ曲はスケールが大きくて当時から大好きだった。


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この映画は女優も魅力的であるが、その一人がジェーン・バーキンだった。残念ながら今月の16日に76歳で亡くなってしまったが、これまでに多くの作品を観ることができた。印象に残っているのは「ナック」「太陽が知っている」「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」「美しき諍い女」などである。

その「ナック」がデビュー作だったようだが、リバイバルされた時に映画館で観た。ジョン・バリーのサントラも最高で、後になって結婚していたと知った時には驚いたものである。


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彼女の歌を聴き始めたのは1999年のドラマ「美しい人」がきっかけで、当時そのベストアルバムを購入している。その後、セルジュ・ゲンズブールのアルバムまで追いかけるようになってしまった。

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