1982年に初めての一人暮らしがスタート。当時はそれなりに意気込んで金銭出納録なども書いていたが長くは続かなかった。それでも、そこに書かれた記述を見ると色々と面白い。当時買ったレコードは次の通り。
1月10日「氣」喜多郎 2,800円
「セーラー服と機関銃」700円
23日「おせっかい」ピンク・フロイド 2,500円
30日「狂気」2,500円
2月12日「ナイス・ペア」3,000円
5月 3日「愛のファンタジー」
「1000年女王」
「青春18」
「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
「ビギン・ザ・ビギン」700円✕5
9月15日「フックト・オン・クラシックスⅡ」2,700円
すでにいくつか記事にしているが、今回は喜多郎について。1月10日に薬師丸ひろ子のデビューシングルと一緒に喜多郎のレコードを買っていたことはすっかり忘れていた。
1980年4月からNHKで放送された「シルクロード」を初めから夢中になって見ており、喜多郎が作曲した劇伴にも夢中になってサントラが発売されると直ぐに購入した。
当時の記録で「シルクロード」の記述があったのは1980年12月27日のことで、夜の8時20分から「楼蘭王国を掘る」を見たとある。8月の再放送であるが、よほど印象的だったのだろう。今でもしっかりと記憶に残っている。そして、第2集は翌年の2月21日に購入している。
なお、1作目のジャケットアートは長岡秀星で、その制作過程を追ったNHKスペシャルも見ており、1981年11月に発売された画集も購入した。レコードが1枚買える3,000円もしたが、ジャケ買いにハマることになった原点にもなったように思う。そのドキュメンタリーから生まれたのがアルバムの「氣」でもあった訳で、楽しみにしていたのは間違いない。
そして帰省していた5月3日に地元のレコード屋でシングルを5枚購入している。合計で3,500円にもなり、2枚組のアルバムが買える値段であったが当時はこれが欲しかった訳だから仕方がないというべきであろう。
この中に何故か松本零士原作の「1000年女王」が含まれているのが不思議だった。当時は漫画も読んでいないし、映画も観なかった。おそらく音楽担当が喜多郎ということで購入したのだろう。
ほとんどメロディはシルクロードと同じであったが、ギターがスティーブ・ルカサー、キーボードがデヴィッド・フォスターという凄いメンバーで、なかなか聴かせる歌になっていた。それ以来、映画は未見のままであるが機会があれば見てみたいものである。