朝５時過ぎ、ゴミ出しのついでにコンビニまで自転車を走らせた。ちょうど日の出の時間だったが、随分と遅くなったものである。気がつけば、もうすぐ立秋（８日）だけど暑さは変わらず。高気圧に阻まれて台風が停滞している影響で、当地ではフェーンによる高温になっている。
今朝の「あまちゃん」では「地元に帰ろう」のレコーディング風景が描かれた。昔から好きなバンドのレコーディングを追ったドキュメンタリーが大好きだったので、こうしたドラマでもテンションが上がってしまう。大好きな歌が生まれる瞬間というのは実に感動的である。10年前に買ったCDにも、この歌はデモ音源と共に収録されている。
リアルではビートルズの「レット・イット・ビー」のドキュメンタリーが有名だが、メンバー間の確執なども含めて見ていてワクワクしてしまう。それに対して、ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」では一人の天才の内面世界を垣間見るようなスリリングさがあった。昔、その制作過程を追ったBOXを買って聴いたことを思い出した。
](https://m.media-amazon.com/images/I/51koqlkHtbL._SL500_.jpg "ザ・ビートルズ:Get Back ブルーレイ コレクターズ・セット [Blu-ray 日本語字幕有り](輸入版)")
フィクションの映画でもそれは同じで、個人的に大好きなのが「ファントム・オブ・パラダイス」である。無名の天才的なミュージシャンが有能なプロデューサーに騙されて、渾身の歌を改悪されて発表されてしまう。それを知った男の怒りは、今朝の「あまちゃん」のラストで描かれた春子の怒りと同じである。奪われた歌（声）を取り戻す物語として、どちらも最高である。
