ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「神の子はつぶやく」とJW

GWの後半がスタート。今日も朝から快晴となったが、またも厳しい冷え込みとなった。その影響もあってか頭痛で少々しんどい。当然、外出する元気はなく、家でテレビなどを見続けている。

明日はSWの日であるが、SWといえばJWである。昨年9月に30年ぶりに来日して行ったコンサートを収めたライブ・アルバム『John Williams in Tokyo』が今日発売となる。残念ながら小澤征爾は亡くなってしまったが、JWにはまだまだ活躍して欲しいものである。

一般的にはGWはすぐに理解できるであろうが、SW(スター・ウォーズ)はどうだろう。JWとなるとさすがに難しいかもしれない。JKだったら大丈夫かもしれない。

そんなJKを主人公にしたドラマを録画で見た。昨年の11月に総合テレビで放送された宗教2世を取り上げたドラマ「神の子はつぶやく」を4Kで放送したものである。

主演は「不適切にもほどがある」でも印象的だった河合優実。妹役が根本真陽で音楽が清水靖晃とくればドラマ「透明なゆりかご」を思い出してしまう訳で、演出も同じ柴田岳志だった。それだけに映像はとにかく美しく、特に家族で水族館に出かけて海岸で過ごすシーンは印象的だった。清水がアレンジしたショパンの「別れの曲」が効果的に流れ、その後の運命の予兆となっていく。

それにしてもドラマ「大草原」や映画「刑事ジョン・ブック」などで描かれる信仰は美しいのに、日本のドラマではあまり(美しく)描かれることはない。やはり、直接的に触れてはいけないような雰囲気がある。自分も「大草原」の信仰については書けるのに、このドラマについて書くのは難しい。

そもそも90分でテーマを掘り下げるのは不可能に近い。このドラマでも母親が信仰する宗教がどういったものなのかが分かりづらい。享楽的なものはダメなようだが、過度なお布施などを強要しているようには見えない。ここでは母親が娘に信仰を強要しているだけで、一般的な毒親的な存在として描かれている。

そうなると娘はただ母親の束縛から逃げたいということになり、それが自らを緊縛することになるあたりはちょっと安易すぎだと思ってしまった。ただ、そのイメージは面白いと思った。

そこから姉と妹のバトルになっていく訳だが、朝ドラ「おかえりモネ」を思い出してしまった。清原果耶と蒔田彩珠と同じように河合優実と根本真陽に魅せられてしまった。それだけに脚本は安達奈緒子で見たかった。

元々は宗教2世のブログから始まったようだが、ドラマの感想を読みたくてネットを見たらJWが目に入ってきた。もちろん、ここではジョン・ウィリアムズという意味ではない。自分も何度も訪問を受けたことがあるし、知り合いにもいた。そのあたりも、このドラマの感想を書きにくくしているのかもしれない。