ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドロンの思い出

曇り空だけど暑い。

ドロンの訃報を知り、例によって部屋にあるドロン関係のCDやDVDなどを探すが、本命は見つからない。

中学生になってから映画雑誌を読むようになりドロンの名前も覚えたが、映画館で出演作を初めて観たのが1980年になってからだった。 

7月12日に地元の映画館で「エアポート'80」を観た。ドロンが機長でその元恋人のスチュワーデスを演じたのがシルビア・クリステルだった。

映画自体はあまり面白くなかったが、ドロンとクリステルを映画館で観ることができただけで満足だった。また、当時の最先端であるコンコルドの美しさと機能を堪能することもできたし、同時上映だった「悪魔の棲む家」も担当していたラロ・シフリンの劇伴も最高だった。

この作品以降の出演作を見ることはなかったが、当時は野沢那智の吹替でテレビでも多くの作品を見ることができた。そこで流れたテーマ曲に魅せられてサントラ収集にもハマっていくことになった。個人的なベストは「栗色のマッドレー」である。

また、雑誌などで見たポスターも印象的なものが多くて、内容を想像するのが楽しかったものである。当時はFMでテーマ曲を耳にすることも多かったので、本編を観る前にメロディを覚えてしまっていたほどである。久々に「ゾロ」と「ブーメランのように」が聴きたかったが、手元にはなかった。

そんなポスターで最も印象的なのが「高校教師」でこれはDVDも購入した。ソニア・ペトローバが美しく、メイナード・ファーガソンのトランペットの響きも忘れられない。


www.youtube.com