ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

「大瀧詠一ソングブック」

BSプレミアムで昨年の3月に放映された「大瀧詠一ソングブック」を録画で見た。 有名な「ロング・バケイション」はCDを買って、よく聴いていたが、今回、初めて耳にした曲も多かった。

 番組のゲストで太田裕美が登場した。何故? 太田については「木綿のハンカチーフ」くらいしか知らなかったが、大瀧の「さらばシベリア鉄道」をカバーしていたのだ。それと今回、もう一曲、紹介されたのが「恋のハーフムーン」。曲が始まって、いきなり魅せられた。

 サビはこう始まる。

🎵「なんとなんとなくハーフムーン 心半分よ

待って待って待って kiss or no たぶんあなたが好き」🎵

 作詞は松本隆。この息をもつかせない、たたみかけるような高揚感。この感じ、昔も味わった。薬師丸ひろ子の「探偵物語」。当時は大瀧の名前すら知らなかったが、大好きだった。

🎵「夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる

好きよ…でもね…たぶん…きっと…」🎵

 何度、聴いても飽きることがない。 薬師丸は自分にとっては女優というより、アイドルだった。初めて買ったシングルが「セーラー服と機関銃」。来生たかおの「夢の途中」は、よくカラオケで歌ったものだ。

f:id:hze01112:20190317104640j:plain

太田の「恋のハーフムーン」を聴きたくて、早速タワーレコードに注文した。大瀧のアルバムにも収録されていたが、在庫がなかった。そこで太田のベスト盤を購入した次第。歌詞カードを見たら、ストリング・アレンジに松任谷正隆の名前があった。あの「時をかける少女」の劇伴担当。自分にとっては原田知世の主題歌よりも、この劇伴が好きだったりする。

 あまり知られていないが「時をかける少女」は 1997年に角川春樹がリメイクしている。この劇伴も松任谷正隆で、「夏子の酒」の熊谷幸子の名前もある。こちらのサントラも大好きだが、セリフが入らないので聴きやすい。映画は劇場に見に行って以来、見ていない。

 この大瀧の曲にある高揚感だが、他にもあったような。例えば、今年のアカデミー作曲賞を受賞したエンニオ・モリコーネアルマンド・トロバヨーリ作曲によるスキャット。日本では宇宙戦艦ヤマト宮川泰によるスキャット

 先日までスターチャンネルで無料放送された「宇宙戦艦ヤマト3」を初めて見て、そのサントラにも改めて魅せられた。