ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画「横道世之介」

肌寒い日が続いているため、また布団を出した。そのためか少々風邪気味で、今朝は頭痛で目覚めた。先週は暑さで頭痛だったのに、あまりにも変化が大きい。5月だというのに爽やかだった印象もなく、間もなく6月になる。

 今日は日専で「横道世之介」を見始めたら、一気にはまってしまった。2時間半の長尺にこれまで躊躇していたが、見て良かった。脚本は前田司郎だったのを知り、納得。

大学時代の青春を描きながら、時折その後が描かれる。出会いがあって、その結果だけが分かるから、過程は想像するしかない。それだけに自分の青春を重ね合わせて切なくなった。

社長令嬢役の吉高由里子をはじめ、朝倉あき伊藤歩黒川芽以佐津川愛美と皆、魅力的だった。

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『横道世之介』予告編


先日見た「リップヴァンウィンクルの花嫁」もそうだが、見始めて魅せられる映画は良い。何の予備知識もないだけに、素直に見られる。長尺でも何気ない日常を丁寧に積み上げていく映画は退屈しない。山田太一倉本聰のドラマもそうだ。先日久々に見直した向田邦子の「阿修羅のごとく」も改めて凄いと思った。逆に午後から見た「スーサイド・スクワット」「ゴーストバスターズ」といったハリウッド大作、面白いけど後に何も残らない。