ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「脳にスマホが埋められた」と「ハロー張りネズミ」

「脳にスマホが埋められた」が意外にも面白い。 今回は主人公の恋敵として、イケメンのスマホマンが登場。しかし、その正体は自分勝手な正義を振りかざす最低野郎だったという、お約束。でも、ヒロインにヒーローの価値を再認識させるためには必要な通過儀礼でもある。

これまで魅力的なゲストが登場してきたが、今回は新川優愛がメインだった。彼女の危機を救うために戦うスマホ人間対スマホマン。何だか書いててアホらしくなってきたが、これが面白いのだから仕方ない。

階段を駆け上がる伊藤淳史は、まるでクレヨンしんちゃんだ。バカなことを大真面目にやること。安藤ナツが「パートナーに一番大切なことは能力ではなくて、目標を達成した時に一緒に喜べるかどうかってこと」って言うセリフが全てだ。

f:id:hze01112:20190320132341j:plain

ハロー張りネズミ」第4話 「ママ、淋しかったの」を見た。 もうこれは何でもありってこと。オバケ退治に探偵が絡むが、「怪奇大作戦」のようにはならないようだ。

個人的には1982年公開の「ポルターガイスト」を思い出した。ホラーの巨匠トビー・フーパー監督作だが、製作のスピルバーグが監督したとも言われている愛と感動のホラー映画だ。同時期の「E・T」と雰囲気も似ているが、こちらの方が好きだったりする。

日本のドラマでこうしたテイストのホラー作品は珍しい。映画では、太った小柄なおばさんが霊媒師として登場するが、このドラマでは何と、蒼井優が演じ、ちょっととぼけた感じが面白い。

彼女を紹介するのがリリー・フランキーで、最初に犠牲となる大学教授が古舘寛治。漫画家の母親が内田滋。手が襲うシーンはアニメ「アリスと蔵六」にもあったが、なかなかの迫力だ。

来週の予告では、娘が取り込まれるシーンもあり、ますます「ポルターガイスト」みたいに思えてくるが、どのようなオチになるのか楽しみだ。

f:id:hze01112:20190320132819j:plain