ささやかな日常の記録

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忘れられないトビー・フーパー 監督作品

映画「悪魔のいけにえ」で知られるホラーの巨匠トビー・フーパー 監督が死去。74歳。最近、音声が5.1になったHD版を見たばかりだった。これはもうホラーの古典であり、チェーンソーの恐ろしさに尽きる。この映画は2度と見たくはないが、何回も見ている大好きなホラーがある。1982年公開の「ポルターガイスト」だ。スピルバーグ製作ではあるが、クライマックスの畳みかける演出は彼の真骨頂だった。

この映画は公開時に映画館で観ているが、忘れられない記憶になっている。同じ日にあの「ブレードランナー」も観ているのだ。その日は1982年7月29日。当時の日記にはこう書いている。

あのスピルバーグが製作しただけあって、今までのオカルト映画と一味違った、実に面白い作品だった。あの「レイダース」のラストの特撮が全編にわたって使われており、その映像の凄さには目を見張るものがあった。話のテンポも、まさにスピルバーグ・タッチで、一段落ついての、たたみかけるショックは相当のものだ。でも、この映画、オカルトなのに誰も殺されない。血しぶきが舞うなんてこともなく、まったくもって異色。それでもって、これだけハラハラさせるのだから流石だ。まさに科学的恐怖映画というのがピッタリくる。ゴールドスミスの音楽も恐怖を盛り上げて見事だった。

 当時はスピルバーグ作品として観ていたようだが、今もその印象は変わらない。スピルバーグの脚本だし、実は彼がほとんど演出したとの噂もあるくらいだ。それでもトビー・フーパー監督作品として忘れられない1本だ。

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現在、発売中のBlu-ray

何だか青くて変な感じ。当時、購入したレーザーディスクとレコードの黒がやはりしっくりとくる。

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そして次の監督作品が1985年公開の「スペースバンパイア」。この映画も色々な意味で大好きな1本だったりする。何よりも主演のマチルダ・メイがピンナップガールとして最強だったということ。ヘンリー・マンシー二のサントラもとにかく最高だった。

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現在、発売中のDVD

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やはり、こちらが良い。

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ヘンリー・マンシーニ作曲のサントラも最高だ。