ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

今年のドラマ

もう今年は紅白にも興味がなく見るつもりもなかった。たまたま8時過ぎにテレビを点けたら赤いドレスの有村架純が映った。ちょっと前屈みになると谷間が見える。すかさず録画を始めたが遅すぎたかもしれない。ネットを見たら、もう話題になっていた。これはさすがに可愛いすぎて反則だと思った。

今年前半の朝ドラ「ひよっこ」は毎朝楽しんで見続けたが「あまちゃん」ほどには熱狂できなかった。それがなぜなのかは未だによく分からない。田舎が好きな鈍くさい少女と田舎を出たい不良少女では、後者が魅力的だった。

その他、今年も多くのドラマを見た。昨年末の「逃げるは恥だが役に立つ」に続いて登場した「カルテット」は見逃してしまった。どうも満島ひかりが苦手だったってところがあった。ところが「監獄のお姫さま」では脇に徹して十分に魅力的だった。

今年のベストといえるドラマはやはり倉本の「やすらぎの郷」であろうか。次から次へと繰り出されるエピソードの数々は経験に裏付けられた凄みがあった。震災エピソードで登場した清野菜名は老俳優の中でフレッシュな存在感があった。引き続き「トットちゃん」でも主役を演じたが、こちらは題材がマンネリでパスしてしまった。

倉本ドラマでは「ライスカレー」が見たくて日本映画専門チャンネルに加入した。その結果、もう一度見たかった「川は泣いてる」「風のガーデン」を見ることができた。そして今、「前略おふくろ様」26話に続き、そのパート2を見続けている。これがまるでマンネリにならずに面白いというのが凄い。

WOWOWでも多くのドラマを見ることができたが、最後になって見事なドラマが登場した。戸田山雅司脚本による「石つぶて」は初期「相棒」のような骨太なドラマが熱かった。殺人事件ではなく、汚職事件だけでこれだけ盛り上がるとは思わなかった。最初はお飾りのような存在だった飯豊まりえが、実に魅力的だった。