ささやかな日常の記録

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サザンオールスターズ「女呼んでブギ」

8月も終わりに近づくと未だに夏の総括をしたくなる。学生時代からの習慣でもあるし、夏と言う季節がそうさせるのかもしれない。若い頃は、それこそ今年の夏は○○できたということが多かった。それがいつからか今年の夏も何もなかったで終わるようになる。夏は特別な季節ではなくなったのに、未だに今頃になると感傷的な気分になるのも妙なものだ。

今年はサザンオールスターズがデビュー40周年。ベストアルバム「海のOh,Yeah!!」も売れているようだが買ってはいない。

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1998年に発売された「海のYeah!!」は未だに聴き続けている愛聴盤だ。それこそ、あの頃の夏の思い出が詰まっている。それが2000年以降、仕事に忙殺されて音楽に触れる機会が激減した。だから新しいベスト盤の歌にはほとんど思い入れがないし、そこに思い出が染み込むことは多分もうない。そう考えると購入には及び腰になってしまう。

それでもテレビでサザンが登場すると見てしまう。先日もNHKWOWOWで40周年記念番組が放映されたので、つい見入ってしまった。曲目は新旧織り交ぜていたが、はほぼ同じ。NHKがスタジオで、WOWOWは野外ライブだった。やはり同じ歌でも野外ライブの方が盛り上がる。

今回はどちらも歌詞が表示されたのがありがたかった。最近はCDを聴いていても歌詞カードを見るのがしんどくなってしまった。CDだけを聴くよりも、テレビだと歌詞と演奏、どちらも楽しめる。最近ではそれで十分なような気がしている。新しい音楽に馴染むのが難しくなってしまったような気がして情けなくもある。

40年前の8月31日に初めて「ザ・ベストテン」に登場した時のことは覚えている。「勝手にシンドバッド」を演奏していたが、変なバンドって思っただけだった。それから1年後、部活の夏合宿でラジオからサザンの歌が流れた。それが「女呼んでブギ」だった。

これがティーンの熱き心に火をつけた。メロディーと歌詞が頭にこびりついてしまった。未だにこの歌を聴くと、あの夏の苦しい練習のことが思い出される。それからは様々な場面でサザンの歌が寄り添っていくことになる。


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