今日の最高気温は20度。一気に春めいた陽気になったが、暖かくなると机に向かう時間も増える。そこでブログでも書こうという気にはなるが、例によって何を書いてよいのか分からない。
そこで、またしてもビジュアルをメインにすることにした。もともと大したことは書いていないので、見た目だけを良くしようという魂胆である。
例えば、これまで聴いてきた音楽だったらレコードやCDといったメディアがそこにあるから、ちょっと思い出などを添えれば簡単にできそうである。
これまで「大草原の音楽」として書いてきた記事みたいなものであるが、制約は設けない。ただ適当に選んで、その時の思いを書けたら十分のような気がする。
それでも何かテーマがあると選びやすい。大草原といったら緑、緑はグリーン、グリーンといったらエバー・グリーンで永遠の音楽になる。
そんな緑で思い出す曲といったら、そのものズバリで、「メモリーズ・オブ・グリーン 」(Memories Of Green) である。
Vangelis - Memories of Green - 1982
1980年に発売されたヴァンゲリスのアルバム「流氷原」に収録されていた曲であるが、後に映画「ブレードランナー」に使用されたことで知られている。
高校生だった当時、レコードで購入したが、あまりピンとこなかった記憶がある。大学生になった1982年に映画「ブレードランナー」を観てからは評価が一変、よく聴くようになった。サントラが発売されなかったのでカバーアルバムと一緒に、その代用でもあった。
大都会の片隅で田舎の自然を思い出すには最適な音楽でもあった。当時、アパートにはレコードプレーヤーを置けなかったので音楽はラジカセで聴いていた。そのため、ヴァンゲリスの新作はカセットテープで購入した。
なお、「奇蹟のランナー」は「炎のランナー」にあやかって新作扱いで発売されたが、実際は「天国と地獄」と同じ1975年に発売された「イグナチオ」の再発だった。これはメキシコ映画のサントラでもあり、後年CDを重複して買う羽目になった。
「南極物語」の次に発売された「大地の祭礼」からはすべてCDでの購入となった。
1989年になって発売されたベストアルバムに「メモリーズ・オブ・グリーン」と共に「ブレードランナー」から「エンド・タイトル」と「ラヴ・テーマ」が収録されて歓喜したものである。
その後、1994年にサントラもどきのオリジナルアルバム「ブレードランナー」が発売され、更に2007年にはその拡大版で3枚組となった25周年記念エディションが発売されている。当然、すべて購入済みである。