日本公開日:1983年7月2日
東京で初めて観た007シリーズの新作だった。前売券を購入していることからも楽しみにしていたことが分かる。それでも観たのは夏休みに入った8月1日で、新宿ミラノ座の大画面に圧倒されたことをよく覚えている。
あの「レイダーズ」と同様、これぞ連続活劇といえる次から次へと展開されるアクションに手に汗握った作品だった。
今回の舞台はインドで、そのエキゾチックな景観を生かした逃走シーンがあったり、列車と飛行機のシーンでは新兵器に頼らない肉体アクションがあったりと盛りだくさん。
それでもロジャーのボンドは老いすぎていたし、ボンドガールも魅力に欠け、さらに悪役も凄みが感じられずに物足りなかったのも事実である。
このように多少の不満はあったものの、アクションシーンと音楽に魅せられて、この日は2回続けて観ている。リタ・クーリッジによる主題歌も印象的だった。
ちなみに007映画の主題歌ベスト3は以下の通り。
3.オクトパシー(リタ・クーリッジ)