ささやかな日常の記録

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【備考】クリスマスの思い出

BS4Kで放送されているドラマ「大草原」で、シーズン8の11話「クリスマスの思い出」を見た。シーズン8は全22話なので、ちょうど半分まで放送されたことになる。

この「クリスマスの思い出」はメリッサ・スー・アンダーソンがメアリーとして番組に出演した最後の回になる。それなのに出番はほんの少しでガッカリもいいところ。それでもキャロラインとの再会シーンには喜びがストレートに伝わってきて、こちらも嬉しくなってしまった。

しかし、オープニングに名前はなく、エンディングで小さくクレジットされただけという扱いに、何故って思わずにはいられなかった。

回想で登場したエドワーズを演じたヴィクター・フレンチがスペシャル・ゲスト・スターならば、メリッサ・スーも同様だと思うが、この違いは何なのだろう。

やはりドラマの舞台裏では色々な確執があったのかもしれない。ローラとはハグどころか視線の交錯さえなかった。それでも新旧の登場人物が小さな家に全員集合するというのは感慨深いものがあった。

シリーズの最後に放送された特別編もクリスマスが舞台であったが、よっぽどこちらの方がスペシャル感はあったと思う。

キャロライン、アルマンゾ、へスター・スーがそれぞれクリスマスの思い出を語るが、あまり心に響かなかった。だいたい、キャロラインのネックレスといったら「母さんの初恋」で描かれたチャールズからプレゼントされたものだったはずなのに、いきなり継父からのプレゼントが出てきても困ってしまう。やはり、ローラが語ったエドワーズとの思い出が懐かしくて印象的だった。

日本版の新吹替ではアルマンゾの父親役を古川登志夫が演じたのが面白かったが、少女時代のキャロラインは(「母さんの初恋」に出演した)ケイティ・カーツマンで見たかった。そして(カサンドラも担当している)のぐちゆりの吹替でケイティのハイジも見たいと思った。

このテレビ映画にはシーズン3の「祈りの森」に出演したバール・アイヴスもおじいさん役で出演している。放送は1978年の12月だから「大草原」の後に出演したようである。


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でも、やはりクリスマスといえばシーズン1の「プラム・クリークのクリスマス」が忘れられない。ようやく4K版を録画できたのでアメリカで発売されたDVDと同じようにカップリングで保存した。

下の画像も映画「若草物語」みたいで印象的だ。

個人的にもクリスマスの思い出は雪と密接に結びついているが、今回の大雪の描写はひどかった。日本屈指の豪雪地帯でも一晩で一階が雪に埋もれることはない。一晩で1メートルの積雪は普通であるが圧縮されるので、いきなりドラマのようにはならない。

それでも小さい頃は2階の窓から外に出たことはあったので、真冬にはあのような状況になってしまうことはあったかもしれない。それよりもチャールズが履いていた橇(かんじき)みたいなものが気になってしまった。自分も昔は丸い橇を履いて雪下ろしをしたものである。

それなのに今ではクリスマスの思い出といえば、山下達郎の「クリスマス・イブ」をBGMにバブルの頃の狂騒的なクリスマスが懐かしい俗物に成り下がってしまった。


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