ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

君に、胸キュン。

今朝の「あまちゃん」を見直して、改めて色々と思うところがあったのに、それを文章にするのは難しい。いざ書こうとしても、何から書いて良いのか分からない。だいたい書いたとしても見てない人には何も伝わらないことだろう。そんな文章を公開することに意味があるのか分からないが、とりあえず書いてみる。

1983年にヒットしたYMOの「君に、胸キュン。」は当然リアルタイムで聴いており、おそらくカセットテープにエアチェックしたはずである。

当時、胸キュンしていたアイドルは薬師丸ひろ子だった。この年には映画「探偵物語」が公開されておりシングル・レコードを購入した。

ドラマでは母親が高校時代を過ごした部屋で「君に、胸キュン。」を聴く姿が描かれたが、これがもう能年玲奈の魅力でまさに胸キュンのシーンになっていた。彼女がヘッドホンで聴きながら「キュン」と口ずさむ表情を見ているだけで堪らない気持ちになってしまった。

そこに当時のYMOの演奏シーンがインサートされる訳だが、すでにメンバーの二人が居ないという事実に10年の歳月を感じてしまった。10年前はただ懐かしいだけだった映像に違った意味が付け加わってしまったということ。


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それからアキを好きなヒロシが彼女のインタビュー動画を編集して感情が昂ぶっていくシーンにも共感せざるを得なかった。好きという思いが拡散していく様子がユーモアたっぷりに描かれて印象的だった。

これは自分が好きな女優が出演しているドラマを編集していることと同じ行為でもある。それこそ昔、ラジカセでテレビ番組を録音していた行為と変わらない。

そんな1983年の春子の部屋には松田聖子のポスターが貼られていたが、自分の四畳半の部屋には薬師丸ひろ子のポスターが貼ってあった。

今、年甲斐もなく胸キュンしている女優の一人が芳根京子であるが、10年前の4月に「あまちゃん」と一緒に見ていたことが分かった。4月13日に放送されたドラマ「リーガル・ハイ」のスペシャルに生徒役として出演していたのである。ここでの合唱シーンでは伊藤沙莉小野花梨の方が目立っていたが、2年後に「表参道高校合唱部!」でヒロインになることになる。

この10年は能年玲奈だけではなく、多くの若手女優に魅せられてきた10年でもあったということである。