ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

あまちゃんと筒井康隆

今日も朝から暑い。テレビ体操が始まる6時25分には室温は33度になっていた。

そんな暑さをいっとき忘れさせてくれるのが朝ドラ「あまちゃん」。今朝も内容盛りだくさんで書きたいことは色々とあるものの、個人的なツボは映画の資料を読み込んでいるアキの机の上に筒井康隆全集が置かれていたこと。

もしかしたら美術スタッフに筒井ファンがいたのかもしれないが、単純にそれらしい本を選んだだけかもしれない。それともアイドル映画の金字塔である「時をかける少女」へのリスペクトだろうか。

いずれにしても大好きなドラマに大好きな作家の本がさりげなく置かれているのを見るのは、ファンとしては嬉しいものである。

タイトルが判別できたのは全集の1巻「東海道戦争/幻想の未来」、7巻「ホンキイ・トンク/霊長類南へ」、10巻「家/脱走と追跡のサンバ」であるが、どれも高校時代に文庫本で読んで全集も買っている。

全集が発売されたのは1983年4月からで、四畳半のアパートにある小さな本棚に1巻ずつ蔵書が増えていくのが嬉しかったものである。値段は1,500円だった。

きっとアキが筒井から学んだことはジャズのような文体から感じることができる即興演技だったのだろう。ドラマでも産まれたての子鹿のような演技指導が行われていた。

いよいよ来週からはドラマでの映画撮影が始まる。10年前はここから録画をより美しく保存するためにDVDからBlu-rayに変えている。当時は薬師丸ひろ子の演技に魅せられていたが、今回は能年玲奈を中心とした青春ストーリーとして編集したものを4K映像として保存することにした。