ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

現実と映画~交響詩「フィンランディア」

現実がフィクションを超えてくると、もう訳が分からなくなってくる。ニュースで見た輪島や羽田空港の景色から想起されるのは、現実の記憶か映画などの記憶か曖昧だ。

70年代に観た「大地震」や「エアポート'75」といったパニック映画の記憶はそのサントラと共に鮮明だ。今も4kで「刑事コロンボ」や「ジェシカおばさんの事件簿」などを見ていると、なんだか不思議な感覚を覚えてしまう。

先日見た「毒のある花」で犯人役を演じたのがヴェラ・マイルズ。映画「サイコ」が有名であるが、「コロンボ」だけではなく「大草原」にもゲスト出演している。同じ頃には「エアポート'85」なるテレビ映画にも出ているが、原題(International airport)は国際空港のことで、もちろん日本では羽田空港も含まれる。

昨日の6時頃、テレビで地震のニュースを見続けていたら、画面が切り替わって空港からの中継となった。少しずつ情報が明らかになっていくうちに、これは大惨事になるかもと思った。

空港での火災といえば「ダイ・ハード2」が思い出されるが、そこで高らかに流れたのがシベリウスの「フィンランディア」だった。ニュースで全員が無事に脱出したということを知って脳内でこの曲が流れたのは言うまでもない。


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