今回もまた「賢者の贈り物」を思い出して胸が熱くなった。
学校で演劇をやることになり、ローラたち四人は「若草物語」をやることにした。メンバーはローラ、メアリー、ネリー、そして今回の主人公とも言える美しい髪の少女ジニー。例によってネリーは役のために高額な黒髪のカツラを買ってもらう。
ジニーの母親は未亡人で忙しく働き、劇も見に行けないと言う。そこでジニーが取った行動が感動を呼ぶことになる。出し物が「若草物語」ということで、だいたい想像できてしまうが、その予定調和が良い。
ジニーは母のことを思い、そんな母を恋する男がいる。そんなドラマがある一方で、劇の練習シーンは楽しい。ローラはセリフが少なくて落胆し、カツラの代わりにモップをかぶる。そしてネリーのカツラがどうなるかも見ものである。
