ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

増山江威子と永井豪

上空の寒気の影響で肌寒い日が続いている。そのため6月になったのに、まだ炬燵が片付けられないでいる。

昨日、増山江威子の訃報を知った。たまたま日曜のスカパー無料放送日に録画していた「銀河鉄道999」を見ていたところだった。1980年11月に放送された「フライング・クロ」でネコアという女性が登場するが、その声を聞いてすぐに増山だと分かった。こうした脇役でもちゃんと存在感を残すことができるって凄いと思ったばかりであった。

この時期はちょうど「ルパン三世」の第2シリーズが終わったばかりであったが、中高時代を通して見続けており、峰不二子は憧れの存在であった。特にその甘い声に魅せられていたものである。

ただ、増山といえば個人的には1973年に放送された「キューティーハニー」がすぐに思い出されてしまう。小学生でありながらドキドキしながら見ており、そのムズムズした衝動は忘れられない。同じ頃に「少年チャンピオン」で連載していた「あばしり一家」も読んでおり、永井豪の女性キャラにノックアウト状態だった。

この元気な女性キャラはその後、宮崎アニメに登場する女性像に引き継がれていくことになり、その一つの到達点が映画「カリオストロの城」における峰不二子であり、クラリスだったということである。その意味でも増山の存在は大きかった。

そんな増山が担当した作品は多々あるが、見たいと思っているのに見る機会がないままの作品がある。それが以前にも書いたことがある「草原の少女ローラ」であり、「若草物語」である。どちらも実写で描かれたドラマや映画が大好きだっただけに、アニメでどのように描かれているか興味があるし、それを増山がどのように演じているのか聞いてみたかった。

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「草原の少女ローラ」ではローラの母親であるキャロラインを演じているが、同じ頃に放送されていたドラマでは日色 ともゑが演じていた。日色は最近でもドラマ「老害の人」に出演していたが、ドラマでは絵を描くのが好きでそのモデルになっていたのが「クイーン・エメラルダス」を演じた田島令子であった。さらにドラマには松金よね子も出演していたが、松金は「草原の少女ローラ」ではローラの妹であるキャリーを演じていたというのが面白い。


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若草物語」では増山は長女のメグを演じており、母親がメーテル池田昌子で、父親が機械伯爵柴田秀勝ということだけでも見てみたい。


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この時点でYouTubeはまだ見ていないが、後で見てみるのが楽しみである。このように見たいと思っていた作品も探せば見つかるものである。それでも見たい作品はまだまだあるので時間が足りなくて困ってしまう。

最近は断捨離も兼ねて昔の漫画を読んでいるので、なおさらである。上記の永井豪の漫画もこれまで読み続けてきたが、さすがに増えすぎた。過去に「バイオレンス・ジャック」全巻をブックオフに持っていき、そこそこの値段で売れたことがあったが、もうそんな気力もない。そこで、もったいないけどゴミとして捨てることにした。

さすがに「ハレンチ学園」を残しておくのは恥ずかしい。この頃の若々しいタッチは大好きなだけに惜しいが、タイトルで誤解を受けかねない。

それでも「キューティーハニー」は漫画もアニメも音楽も大好きなだけに処分するのは最後の方になりそうである。